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  • 2024年10月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.189 前編 東北、東京三笠会定時総会、 九州、関西グランドフェア2024

    「三笠の京谷です。」休載のお知らせ


    今月も「三笠の京谷です。」は、執筆者体調不良により
    誠に勝手ながら休載とさせていただきます。
    楽しみにしていただいている皆様には誠に申し訳なく存じます。
    何卒、ご理解の程お願い申し上げます。


    三笠の藤岡です。


    その昔、とんでもない社員がいました。それを書きます。


    破天荒なひとだった。文字通り、なし得たことは前代未聞であったと思う。
    同時にハチャメチャな人でもあった。数年前に忽然と逝ってしまった。


    そのひとは、技術研究所にいた。


    とにかくエネルギー全開でいつも前向き。っていうか、前のめりなひとだった。
    前のめりすぎて、「でんぐり返し」ってこともしばしばだった。


    エピソードに事欠かないひとでもあった。


    技研(技術研究所)では作業着で勤務するのだが、終業後、会食となると、
    移動の車中で突然着替え始める。運転中に、だ。こちらが目を白黒している間に、
    上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、パンツ一丁の姿で運転している。
    信号が赤の間に、私服のズボンを履きつつ、セーターに着替える……
    その間ずっと、弾丸のごとく喋り続けている。あきれます。


    展示会では競合のブースで諜報活動に余念がない。
    早朝におしかけて、機械をためつすがめつチェックする。
    ノギスで計測し、ビデオを回したり、最後にはレンチを使って分解までしてしまう。
    相手に見つかってしまえば、ニコニコ笑ってさようなら。
    もちろん、出入り禁止を宣告されるのだけど、
    翌日、また性懲りもなく変装して忍び込む。あきれます。


    出張先では意気投合したあとで、激しい口論になり、あげくのはてに絶縁宣言。
    その後の記憶は曖昧なのだが、翌朝、気がつけば、筆者のベッドに大の字、真っ裸。
    ソファで気を失っていた自分は、地鳴りするいびきで目が覚める。
    はて、仲直りしたっけ? あきれます。


    上下関係は実にうるさい。年功序列は絶対。筆者がぞんざいな口をたたくと、
    「それでも会社の人間かぁ、部長にそんな口をきくなどけしからん、謝罪しろ!!」
    と大叱責。上司には、あからさまに媚を売りながら、いっぽうで、陰口も言い放題。
    そういう自分を隠そうとはしない。いや、糊塗する風を見せるが、
    すべて「だだもれ」、丸見えのひと。わかりやすい。ほんと、あきれます。


    仕入先との交渉もえげつない。見積要件に、あり得ない数量や価格を提示して、
    相手を翻弄する。相手は、彼の巧みな応酬話法に結局はやられてしまう。
    ギリギリの禁じ手が今ではハラスメントと言われかねない。
    とても自分にはできない交渉だった。あきれるわ。


    でも、そんな彼は、会社のために、自分の仕事のために、全身全霊をかけていた。
    そう、命をかけていた、と断言できる。自慢話はぜったいにしない。
    それでいて自分の栄達への野心は燃えるが如くある。
    そのために、確信犯的な策略を弄する。
    そして失敗する。見え透いた手口だからだ。でも決してあきらめない。
    いつも、いつまでも、ポジティブなひと。あきれる、というかちょっと、
    嫉妬する……?


    24時間、働くことが生き甲斐。できれば寝ないでいたい。それだけ仕事が好き。
    でも、他人にもそれを求めてしまう。強引に巻き込んで仲間にしてしまう。
    面倒だなぁと思っていても彼の手にかかったら逃げられない。
    でも、後悔することも決してない。稀代の「ひとたらし」なのだ。
    海外工場も全部ひとりで立ち上げてしまった。あきれます、
    というかリスペクト……?


    世話好き。お人好しでお節介。で、“部下思い”かと思えば、案外そうでもない。
    内にも外にも敵だらけ。でも気にしない。あきれます、というより心配になる。


    冒頭にも書いたけど、すでに彼は逝ってしまった。
    しかし、不思議なことに喪失感はない。
    むしろ、あの自信に溢れた声が、今でも聞こえてくることのほうがやっかいだよ。


    お前たち、濃密な日々を送っているんだろうな?
    当然、悔いのない生き方をしているんだろ? 


    未だ、胸を張って言い返せない。


    おい、あきれてる場合か!!



    あとがき


    ”あきれる”乱文でごめんなさい。
    いまとなってはNGなところの多い文章です。
    あくまで筆者の記憶に加え、妄想大爆発で書いているので、
    どうか真に受けないでくださいね。



    今月も三笠をよろしくお願いいたします。


    常務取締役 藤岡 貴志

    三笠通信

    第40回東北三笠会定時総会

     今年で節目の40回目を迎える東北三笠会が、9月11日(水)、12日(木)に宇都宮東武ホテルグランデにて開催されました。


     総会に先立ち、群馬県の三笠産業館林工場にて製品説明会が行われ、最新作のバッテリー式電動超低騒音バイブレーションローラーを始め、 FXバイブレーター専用充電式インバーターや背負式バイブレーターなどを実際にご覧いただきました。また、狭い場所でも旋回しやすいMVC-RP60ラウンドプレートを、実演を交えて紹介いたしました。

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    注目のバッテリー式電動超低騒音バイブレーションローラー/ラウンドプレート


     4班に分かれて館林工場の三笠製品製造過程を見学されましたが、この日は非常に気温が高く、会員の皆様はハンカチを片手に汗を拭いながらの見学となりました。お暑い中大変有難うございました。

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    暑い中、工場を熱心に見学されました


     会場を移した総会では、中野誠司会長(山中産業株式会社 代表取締役)より、昨年同様猛暑日が続き、度重なる自然災害の被害にあわれた方々への心からのお見舞いを申し上げ、少しでも早い復興を切に願っております。 また三笠産業が海外メーカーとのバッテリー協力会社を設立、ゼロ・エミッション対応に向けて製品拡大に事業展開する中、共に成長していきたい、とご挨拶を賜りました。その後議題についての審議が行われ、 会員皆様より全ての議題にご賛同をいただき、総会は無事終了となりました。

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    定時総会/中野会長のご挨拶


     懇親会は、はじめに久保田栄二副会長(北辰通商株式会社 代表取締役)の乾杯のご発声で始まりました。 新規入会会員様のご挨拶をいただき、恒例のくじ引き大会を交え、会は大いに盛り上がり、会員の皆様の情報交換に花が咲いて親睦を深められたようでした。 田原有三監事(伊藤忠TC建機株式会社 仙台支店長)の中締めをもって終了しました。

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    盛り上がった親睦会


     翌日は、ロペ倶楽部にて親睦ゴルフ大会が行われました。前日に続き猛暑の中ではありましたが、大変美しいゴルフコースで白熱した熱戦の結果、三留 淳様(株式会社南栄通商 代表取締役社長)が見事優勝されました。

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    親睦ゴルフ大会


     観光コースに参加された皆様は、世界遺産『日光東照宮』を回りました。昼食は人気のお食事処で鰻料理を堪能し、親睦をより一層深める貴重な機会となりました。


     東北三笠会へご出席の会員皆様方におかれましては、炎天の下、ご多忙の中、遠方からのご参集賜りましたことに深く感謝を申し上げますと共に、今後益々のご発展とご健勝を社員一同お祈り申し上げます。


    東日本営業部 東北一課 小川 記


    第41回東京三笠会定時総会

     東京三笠会の第41回総会は、9月25日から26日にかけてヒルトン成田で開催されました。フロントスタッフの丁寧な応対と、清潔で整頓された部屋が印象的でした。 これまで成田を空港利用のみで訪れていましたが、今回初めてホテルを利用し、まるで森の中にいるかのような静けさと素晴らしい景観のホテルに感動しました。 朝、ソファに座り窓からの景色を眺めるときの心地良さは格別です。ヒルトンの朝食バイキングは素晴らしく、シェフが目の前で焼いてくれるのです。 お好みの具を選んでトッピングしたふわふわのオムレツが特におすすめです。朝食メニューの豊富さには満足できると思います。

     多忙な中、参加してくださった会員の皆様に心から感謝申し上げます。


     製品説明会では、iFC-100充電式インバーターが状況に応じて持ち方を選べること、iF-30/40/50背負式バイブレーター、iCB-500バックパックバイブレーターが打設作業の省力化を実現し、 レバー操作でバッテリーの着脱が容易であることが紹介されました。MTX-i60タンピングランマーは、MTXランマーのパワーを保ちながら電動化を実現し、MVC-i60プレートコンパクターは自振モーターを 起振体として使用し、ベルトレスで動作します。

     参考出品されたMVH-i128バイブロコンパクターは、低重心でコンパクトな電動専用レイアウトを採用。 MVC-RP60ラウンドプレートは旋回が容易で、構造物の端や狭い場所での転圧に適しています。業界初の回動移動車を装備し、移動もスムーズです。

     MVC-索引プレートシリーズは、オリジナルのダイキャストスロットルレバーを標準装備し、調速操作を手元で行えます。

     さらに、基本性能を継承しつつ強化されたMRH-e503超低騒音バイブレーションローラー、Honda Power Pod e:電源搭載エポックライトは多くの関心を集め、早期販売への期待が高まっています。Battery Oneシリーズは、 グローバル業界標準のバッテリー共有化を目指し、顧客の利便性向上を図る次世代機として披露され、実演も行われました。

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    雨天の中行われた製品説明会


     総会で、東京三笠会の森田康弘会長(株式会社宇建 代表取締役)から、京谷社長の迅速な回復を心から願うとの温かいお言葉を賜りました。
     また、三笠製品を継続して取り扱い、分化の時代を三笠製品とともに乗り切るようにと呼びかけていただき、東京三笠会が会員数100社を突破したことを祝い、活気づけるご挨拶を賜りました。  全議題に対し会員の皆様から賛同を得られ、総会は滞りなく閉会しました。

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    定時総会/森田会長のご挨拶


     懇親会は、東京三笠会の宮城精一理事(宮城鋼具株式会社 取締役)による乾杯で開始され、抽選会を交えながら情報交換と親睦を深めました。 佐藤夢真理事(株式会社サトー 代表取締役)より中締めのご挨拶をいただき、更に京谷社長が本日の三笠会への出席が叶わなかったことが非常に残念で 早期の回復を心よりお祈りするとの温かいお言葉を賜りまして閉会となりました。

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    親睦会/佐藤理事より中締めの言葉


     翌日、太平洋クラブ成田コースで開かれた親睦ゴルフ大会にて、上信重機工業株式会社の代表取締役である小金沢 登様が優勝を飾りました。 観光コースは、航空科学博物館と成田山新勝寺に行かれた後、松韻での昼食を通して、会員企業間の交流が促進されました。
     二日目は好天に恵まれた東京三笠会は、ゴルフと観光を楽しんでいただきまして無事に行事を終えました。

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    航空科学博物館


     次回の第42回総会も良い天候であることを願い、会員の皆様のご参加に感謝し、益々のご発展とご健康をお祈り申し上げます。


    東日本営業部 北関東営業所 佐藤 記