メールマガジン
-
2023年04月発行
三笠産業メールマガジン Vol.171 令和5年入社式、CONEXPO 2023
三笠の京谷です。
前回のメルマガでも触れましたが、
先月の中旬、久しぶりに米国出張に行ってきましたので
今回はその出張記でも書こうと思っていたのですが……
実は持って行った本がとてつもなく面白い本だったので
そちらの話題を優先します。
本の題名は「中国・三峡ダムを攻撃せよ! 令和パールハーバーの果てに」。
防衛専門紙『朝雲』の前編集長である園田嘉寛氏が書かれた近未来小説です。
タイトルからしてかなりショッキングな内容であることが察せられますが、
正直、本当にこんなタイトルの本を出版して隣の国に怒られないの?と、
心配しながら読み始めました。
2029年台湾有事勃発!
日本も巻き込まれ、自衛隊が出動するが、中国の思わぬ出方によって
最終的に誰も予想しえなかった衝撃の結末を迎える……。
簡単に要約するとこの様な内容になりますが、
著者の薗田氏は流石に防衛専門紙の前編集長だけのことはあって、
現在の複雑な国際情勢をよく分析した上で書かれており、
且つ映画「トップガン マーヴェリック」を彷彿させる空中戦描写も
とてもリアリティーに溢れています。
この本を読むきっかけは日本経済新聞の編集委員・高坂哲郎氏が、
【Global Foresight】というコラムでこの本に触れていたからです。
「本当に意表を突かれた一冊に久しぶりに出会いました」
「読了後、目下の国際情勢に改めて目を移し、背筋が凍るのを感じました」
まさに私も読み終わって全く同じ感想を持ちました。
ともかく、現在の国家間紛争は決して戦場だけで決まるわけではない。
私は政治家ではないのでこの本を良く出来たフィクションとして、
映画やドラマにしても面白いのでは?と思いながら楽しみましたが、
日本の防衛を担う政治家には是非とも今直ぐ読んでもらいたい一冊です。
平和ボケした日本人もこの本を読めば目を覚ますでしょう。
今月も三笠をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 京谷 弘也三笠通信
令和5年入社式
2023年4月3日(月)、女性新成人1名が新たに三笠産業の仲間に加わりました。面接以来約半年振りとなる再会。そこには新社会人への期待、そして同時に覚悟をも持ち、半年前からの確実な成長を感じさせる凛々しい姿が在りました。
午前11時より、本社・社長室を会場に入社式はスタート。はじめに社長から歓迎の挨拶、ならびに最近のエピソードを交えた訓示があり、これに新入社員は元気に応えます。少し残念に思うのは、今回もマスク着用となった点。大切な仲間を守るためには、もう少しの間はマスクが外せないかな?と感じています。(因みに司会担当者のマスクは花粉症の影響のほうが大きく……)歓迎の挨拶
続いては恒例の社歌合唱。今となってはこの入社式でしか歌われることのない社歌ですが、伝統の継承という思いも込めて今回もしっかりと歌いあげました。合唱後、
「流石に言葉が難解に感じられるね。そろそろ歌詞を考え直したほうがいいのかな?」
といった話も出ており、もしかしたら数年後には新しい社歌の誕生があるかもしれません。しかし同時に、伝統は捨てがたい、という思いも湧きあがりなんとも複雑です。よろしくおねがいします!
役員との記念撮影を以て無事に閉会を迎え、少しだけホッとした様子の新入社員。撮影の間だけマスクを外すと、そこには若者らしい素敵な笑顔が在りました。ホッと笑顔のひととき
2023年の新たな仲間をどうぞよろしくお願い申し上げます。
総務部 入社式司会担当 越後 記
CONEXPO 2023
私は開発部に所属し、主にランマーを担当している平井と申します。今回、「世界三大建機展」と称されているCONEXPO 2023が2023年3月14日~18日の期間アメリカのラスベガスにて開催され、海外メーカーの最新情報収集を目的として初めての視察をさせていただきました。
私が訪れた日は砂漠地帯には珍しく時折大粒の雨が降る気候となりましたが、それでも今年は総来場者数 139,000人と前回を上回る大盛況となったそうです。さらに展示面積260,128平方メートル、出展数2,000社と日本国内では考えられない規模に圧倒され、「世界三大建機展」と称される所以を実感いたしました。
また展示場の地下には「VEGAS LOOP」と呼ばれる地下トンネルが作られ、排ガスが出ない電気自動車で各ポイントまで送迎する便利なサービスなどもあり、アメリカの電気自動車普及率の高さを目の当たりにしました。CONEXPO 2023様子 地下へと向かう電気自動車
競合他社の動向としては、各メーカー新製品として搭乗式の電動ローラーやリモコン式ローラーを展示しているケースが多く見受けられ、環境面や安全面への規制がどんどん厳しくなる昨今を意識した展示内容となっておりました。また、精密計測機器メーカーのブースにはかなり多くの人が訪れており、大型建機メーカーに目を向けるとICT建機の周りに多くの人が集まっていて、工事全体の効率や生産性が高い機体が今の時代求められているのだと改めて感じ取る事ができました。他社製搭乗式電動ローラー 計測機器メーカーブースの様子
今回得た貴重な経験や知識を今後の製品開発に反映し、お客様の要望やニーズに合ったランマーを世に生み出して行けるよう精進してまいります。
今後とも三笠産業の製品をどうぞよろしくお願いいたします。
開発部 第二開発グループ 平井 記
あなたの知らないRide-shareサービス
建設・土木業界の世界三大展示会の一つであるCONEXPOが3月14日~18日の日程で、アメリカのラスベガスで開催され視察しました。尚、今回の展示会については同行した弊社技術研究所の平井が執筆しておりますので、 私からは今回の出張でも利用する機会に恵まれたRide-shareサービスについてレポートしたいと思います。
道交法により導入が難しい為か日本では耳慣れないRide-shareサービス。タクシーとの大きな違いは一般の自家用車だということ。 当然のごとくドライバーもプロではなく、ごく普通のドライバーが乗車場所から目的地まで連れて行ってくれます。
代表的なアプリケーションにはUberやLift、Grabなどがあります。UberとLiftはアメリカ発、Grabはシンガポール発のRide-shareサービスで、 アメリカやカナダではUberとLiftが2大勢力になっています。なかでもUberは日本でも食品配達のUber eatsでおなじみかと思います。
そのUberを例に、スマホアプリの使い方は下のような流れです。
①目的地と出発地を設定
②車のサイズやグレードにあわせて値段の候補がいくつか出てくるので、その中から選択
③ドライバーとマッチングすると、車種やナンバー、ドライバー名が表示され、到着までの時間やドライバーの現在地を教えてくれます
④配車された車に乗り、目的地で降車
⑤ドライバーに対する評価とチップをアプリ上で選択し、おしまい
支払は全てアプリ上に登録されたクレジットカードで完了します。
車の選択肢にはEVやSUVなどがあり、混雑状況などによって値段が変わります。基本的にはタクシーを利用するより早く・安く移動できることが多いです。 私の経験上、日本メーカーのアメリカ仕様車が多いですが、テスラのモデル3やFordマスタングのEV(MACH-E)などが来たこともあり、どんな車が来るか毎回楽しみにしています。
アメリカやカナダでは利用が増えており、タクシー業界との競合が起きているとか。呼べば概ねすぐに来るので、それだけ街中を走るUberドライバーが多いという事だと思います。
コロナの規制緩和が進む昨今、海外旅行に行かれた際には是非、Ride-shareを利用してみてください!様々な車が登録されているので、スムーズに移動しながら、 日本では見かけない珍しい車に乗る体験ができるかもしれません!
海外営業部 海外三課 諏訪部 記編集室より
先月秋葉原で買い物をした際、「さくらまつり」のご案内をいただきました。
「さくらまつり」自体は恒例のキャンペーンですが、案内を眺めていて、ふと、
電気街界隈の何処で桜の花が咲いているか、気になりました。
調べてみると、街路樹や公園の木として、意外と多くの桜の花が咲いておりました。
昔から通っている書店や橋の傍にも桜の木があったのに、意識していなかったようです。
週末の雨に曝され、早くも葉桜になりつつありましたが、それでも風情があります。
桜を意識して、少し真っ当な人間になれたような気がしますが、齢の所為かもしれません。
【 編集者 蝦夷の申 】