メールマガジン
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2022年11月発行
三笠産業メールマガジン Vol.166 bauma2022/第17回大阪三笠会
三笠の京谷です。
先月末、ドイツのミュンヘンで開催された世界最大の建設機械見本市、
bauma展に行ってきました。
久しぶりのヨーロッパ出張でしたが、何せ到着までに時間がかかります。
どのフライトもウクライナへ侵攻中のロシア上空を避けて迂回するためですが、
往路は昔懐かしいアラスカのアンカレッジ上空を通って北極海上空を飛ぶ航路。
復路はロンドン経由でしたが、これまた懐かしい南回りの航路でした。
往復とも以前の直行便に比べて3時間ほど長いフライトになります。
現地について驚くのはマスクをしている人が誰もいないこと。
たまに見かけると決まって日本人です(笑)。
私は羽田から日本航空に乗りましたので機内では当たり前のようにマスク着用
でしたが、他国の航空会社では今やそのような規制も無いようです。
bauma展の会場でも誰もマスクを着用している人はいません。
日本出発前、ドイツではオミクロン派生型の新種変異株が広がっている
との報道があったのですが……あに図らんや、コロナなどなかったように
昼間からビールを飲んで談笑している姿が見られました。
今回の展示会ではエンジンに代わる新しいパワーソースを
各社が模索している姿が多く見てとれました。
これは我々のようなセット機メーカーだけでなくエンジンメーカーも同様です。
バッテリーを利用したモーター駆動が一番多かったですが、
ハイブリット、水素エンジン、燃料電池等々。
まだ、プロトタイプとして展示しているものが多かったですが、
この先の方向性を示すモノとして見るべきものが沢山ありました。
三笠も海外メーカーと共通のバッテリーを利用したランマーやプレートを
参考出品しましたが、予想以上に来場者から大きな反響があり驚きました。
やはりカーボンニュートラルへの関心は日本より数段進んでいるようです。
後日発表されたレポートによると今回のbauma展は来場者が凡そ50万人。
その半数が海外からの来場者とのことです。
前回の2019年には60万人を超える来場者があったとのことですが、
私の印象ではその大半が中国人の減少でしょう。
2019年のbauma展では中国からの出展メーカーも多く、
会場でもたくさんの中国人が機械の隅々まで写真を撮っていましたが、
今回は殆ど中国人を見かけず、そのような光景も見られませんでした。
中国のゼロコロナ政策はこんなところにも影響しているんですね。
もう一点現地で実感したのが物価の高さ。
ヨーロッパはホテルもレストランも、ともかく何もかも物価が高いです。
日本が低すぎるのかもしれませんが、その点は覚悟してお出かけください。
因みにコンビニでミネラルウォーターを買ったら500mlのペットボトルが
2.5ユーロ(現在のレートで換算すると日本円で360円)もしました!!
次回のbauma展は2025年4月7~13日に同じくミュンヘンで開催されます。
3年後を考えますと、ますますカーボンニュートラル(脱炭素化)が
進んでいると思いますので、興味のある方は是非次回のbauma展訪問を
計画してみてください。
今月も三笠をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 京谷 弘也三笠通信
bauma2022 出展レポート
10月24日(月)~10月30日(日)、ドイツ・ミュンヘンにて、3年に1度の第34回bauma展が開催されました。通常は4月の開催ですが、コロナ禍の影響で出展者の準備期間が十分に取れないことが考慮され、今回は約半年間の延期となる10月開催となりました。
今回の展示は三笠にとって、1986年の初参加から数えて13回目の出展となります。前回の2019年よりもブースの広さを約1.5倍に拡大し、初めて2階建てコンテナを採用いたしました。
大勢のご来場者で賑わうbauma展の様子
三笠ブース初の2階建てコンテナ
コンテナ内
2階テラスで商談する事もできます
今回は多くの出展者が“ゼロ・エミッション”を実現する為のバッテリー製品にフォーカスし、小型建機メーカーの間でも、過去に見ないほど数多くのバッテリー製品が展示されました。
三笠は前回ホンダ製eGX搭載(eシリーズ)のタンピングランマー、プレートコンパクター、バイブロコンパクターの3機種を展示紹介しましたが、今回の展示会では更に搭載機種を増やし、計6機種となりました。
eシリーズ展示コーナー
新型ブロックプレートやeシリーズ、iシリーズの展示コーナー
参考出品の充電式バイブレーターを試す小さな訪問者
従来のエンジンモデルも展示しました
更に新プロジェクトである“Battery One”(バッテリーワン)ブランドのバッテリーを搭載したタンピングランマー(MTX-i60)、プレートコンパクター(MVC-i60)のiシリーズを展示紹介いたしました。バッテリーワンは、欧州競合メーカーであるワッカー・ノイソン社、ボーマク社なども採用予定のバッテリーであり、異なるメーカーの本機でも同じバッテリーが使用できる、使用者目線を重要視したブランドとなります。ホンダ製eGXも他社メーカーで採用されていることもあり、三笠では2種類のバッテリー製品ラインを展開することでより広い選択肢をお客様へ提供できるようになります。
“Battery One”ブランドのバッテリー
MTX-e60(左)とMTX-i60(右)MVC-e80(左)とMVC-i60(右)
ゼロ・エミッションの流れから、電動タイプなど今後更に化石燃料を使用しない製品の開発が加速していくことが想定され、通常開催となる約2年半後の2025年4月には、より一層進化した多くの製品が見られることかと思います。三笠としても更に進化した姿をお見せできるよう努めてまいりますので、機会のある方は是非、次回のbauma展、そして三笠ブースへお越しください。
多くの注目を集めた三笠ブース
三笠ブースでスタッフ記念撮影
海外営業部 海外二課 鈴木 記
第17回大阪三笠会定時総会 開催
第17回大阪三笠会定時総会が10月4日(火)、大阪府大阪市のリーガロイヤルホテル大阪にて3年ぶりに開催されました。計81社の会員様にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
最初に行われました新製品・主力製品発表会では、Wクリーナーを標準搭載しエアクリーナーの目詰まり問題をほぼ解消したホンダGX100エンジン搭載の新製品MVC-F30HW・MVC-40HWプレートコンパクターを紹介いたしました。
続いて、超低騒音基準値を達成、NETISにも登録をされているMRH-503/603DS-SS超低騒音型バイブレーションローラーをご紹介。例年は実演を交えての製品説明を行っていましたが、今年は映像と資料を使いながら屋内で発表しました。
また新製品として計4種類を発表いたしました。Hold To Run対応の「MRH-503/603DS-SS(C)超低騒音型バイブレーションローラー」、お客様にご愛好いただいておりますMCD-K12Mコンクリートカッターをベースに、新たに14インチブレードを使用可能とした「MCD-K14コンクリートカッター」、建機業界で今後普及が見込まれる、排ガスを出さずにエンジン音が無い環境に優しいPower Pod(ポータブル電源)を搭載した「MLT-300LED-DAエポックライト」、そして電動工具の大手HiKOKI様と三笠がコラボした「充電式コードレス軽便バイブレーター」です。会員様からも大きな期待と非常に高い関心が寄せられました。
製品説明会の様子
定時総会では、秀浦 淑晃 会長(株式会社原商 代表取締役社長)より「3年ぶりの三笠会の開催を非常に楽しみにしていた」とのご挨拶を賜り、また「毎年厳しい環境にありながら新しい製品を開発されることに非常に感謝している」とありがたいお言葉をいただきました。続いて新入会員の、佐伯重機工業株式会社 代表取締役社長 澤田 敏宏 様をご紹介しました。その後の議事では、会員の皆様に全ての議案をご承認いただき、定時総会は無事に終了いたしました。
秀浦会長からのご挨拶
総会終了後の懇親会は、松岡 美江子 理事(マツオカ建機株式会社 代表取締役会長)の乾杯のご発声で始まりました。懇親会は3年ぶりの開催ということもあって大いに盛り上がり、直接お話しをするということが、いかに大事であるか、懇親会を通して改めて感じました。
松岡理事より乾杯のご発声
その後、恒例のお楽しみ抽選会を交え、会員の皆様には大いに楽しんでいただきました。最後に姫野 康通 理事(株式会社NISSHO 代表取締役)の中締めにてお開きとなりました。
姫野理事より締めのご挨拶
翌日の親睦ゴルフは名門の茨木カンツリー?楽部にて行われました。曇り空の下での白熱した激戦の中、今回優勝されたのは株式会社産九 代表取締役社長 山本 敦弘 様でした。優勝おめでとうございます。
ゴルフコンペ 集合写真
観光組は、水陸両用バスで大阪造幣局・大阪城・天神橋筋商店街・大阪府庁舎等大阪府内の観光名所を巡り、皆様大変満足されているご様子でした。
観光組 集合写真
第17回大阪三笠会定時総会も皆様のご協力のもと無事に終えることが出来ました。社員一同心より感謝申し上げます。また、ご多忙の中、遠方からのご参集を賜りましたこと重ねて深く感謝申し上げます。会員様の益々のご発展とご健勝を社員一同お祈り申し上げます。
西日本営業部 近畿一課 上野 記編集室より
住んでいる自治体で、プラスチックごみの分別回収が始まりました。
以前は大方のごみが「可燃」だったため億劫でしたが、変に凝り性なので
始めるとプラスチック類を他のごみと選り分ける作業にハマってしまい、
今では日々のルーティーンと化しています。
自治体ホームページには、分別回収の背景や方針の分かり易い動画が載り、
ありがたいのですが、同ホームページ掲載の分別案内チラシ(絵入り)は
分別回収前のバージョンなのが、玉にキズです。
【 編集者 蝦夷の申 】