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  • 2020年02月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.133 神田明神節分祭・都電錦町線・だるま供養

    三笠の京谷です。

    今月はどこへ行っても新型肺炎「COVID-19」の話題で持ちきりです。

    2月13日現在、中国本土の武漢市を中心に感染者が6万人以上、

    死者も1400人を超えると発表されていますので「これは大変だ!!」

    と誰しも身構えるのは当然です。

    特に毎日のテレビで流れる全身防護服に厳重なマスク姿の映像を

    繰り返し見せられれば不安を抱く人は多いでしょう。

    只、日本では現在クルーズ船の乗客・乗員218名を含め247人の感染が

    確認されたと発表されていますが、その中で亡くなった方は80代の女性1名。

    中国以外の海外でも感染者は未だ少しずつ増えているものの、死者の数は

    それほど増えていません。

    殆どの方が軽いインフルエンザのような症状のみで、その後完治しています。

    一方、先週のニュースによると米国ではインフルエンザが猛威を振るっており、

    2019年秋から現在までのインフルエンザシーズンは患者数が1900万人、

    死者数は1万人を超えたと伝えています。

    どちらも脅威ではありますが、この数字だけを見ると

    新型コロナウイルスだけを特別視するのもどうかと思えてきます。

    勿論一番恐れることは新型コロナウイルスに対する抗ウイルス薬が

    未だ出来上がっていないこと。

    そして感染を未然に予防するワクチンがないことですので警戒は必要です。

    一方、今回の新型肺炎の拡散で一番憂うのは経済への影響です。

    既に観光業界は勿論デパート中心とする小売業や飲食関連業などの

    サービス業には多大な影響が出ています。

    今のところ我々の属する建設関連業には直接的な影響は出ていませんが、

    今後、三笠を含め建設機械メーカーのグローバルサプライチェーンに

    影響が出てくるのは必至です。

    また、経済は人とモノとお金が回って何ぼの世界ですから、

    今後日本を含め世界中の多くの企業に影響が広がることを懸念しています。

    備えあれば憂いなしではありますが、あまり神経質になりすぎるのも

    如何なものかと考えるようになってきた昨今です。

    今月も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    三笠通信

    神田明神節分祭

     2月3日(月)、神田明神にて毎年恒例の節分祭豆まき式が行われました。2018年、2019年と2年続けて休日の開催となり大変な賑わいでしたが、令和初となる今年の豆まき式は月初の月曜日という事で、幾分落ち着いた雰囲気となりました。

     午後2時、御神殿で神事が始まります。境内で豆まきを待つ方々は、音声のみで中の様子はわからないのですが、この間同時進行で、豆まきのステージ上では雲龍さんの『立春音開き』と題された笛の演奏が行われ、素敵な音色に会場中がうっとりとなりました。

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    雲龍氏による笛の演奏

     神事が納まった後はくす玉割、鳴弦の儀、と続き、大黒様と恵比寿様より福を授けられいよいよ豆まき式のスタートです。

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    くす玉

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    鳴弦の儀

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    福を授ける大黒様と恵比寿様

     今回も、アントキの猪木さん率いる偽(いつわり)JAPAN、よしえつねおさん(アニマル浜口)といったものまね芸人さんが会場を温めます。お、神取忍さんのそっくりさんも?と思っていたら、いやいやこれはご本人でした(笑)、ややこしい……

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    偽JAPAN

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    神取忍さん(本人)、アニマル浜口?さん、片岡鶴太郎?さん

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    三宅藤九郎さん、和泉元彌さん、和泉元聖さん

     狂言師 和泉元彌さんの登場です。お姉さまの三宅藤九郎さん、ご長男の和泉元聖さんなどと一緒にステージに立つ姿は黒の衣装と相まってさすがの佇まいでした。

     さてさて、豆まき開始から1時間近くが経過した午後3時、われらが三笠代表、高橋本部長の登場。京谷社長の名代を務める豆まき式も3回目となりさすがの貫禄です。その意味では和泉元彌さんにも引けを取りません。

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    われらが代表の雄姿

     予定時間より早い登場となったのですが、後から聞いたところ、豆をまく方々皆さん、一気に、豪勢に豆をまいていましたので、一組当たりの時間が予想より早くなっていたようです。まあ、下からはあれこれリクエストが来ますから、どうしてもサービスしちゃいますよね。

     予定より少し早い午後3時30分に豆まき式は無事に納まりました。私としては今年初めて、当たりくじをゲット!らくらく服薬ゼリーと御餅をいただきました。ゼリーは風邪をひいたとき等に使えそうですが、今の処おかげさまで健康です。新型コロナウィルスの流行が気がかりですが、幸運を味方につけて元気に今年を乗り切りたいと思います。あ、でも、それじゃ折角のゼリー使えない……

    (かんとりーBOY)


    都電錦町線

     2019年1月に念願だったエスカレーターとエレベーターが設置されるなど、バリアフリー化工事が進むJR御茶ノ水駅。三笠産業の最寄り駅の一つであるこの駅と並行して流れる神田川には、お茶の水橋と聖橋という二つの橋が架かっていますが、ともに駅に合わせて改良工事が進んでいます。

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    工事が続くJR御茶ノ水駅(お茶の水橋から撮影)

     通勤時にお茶の水橋を渡りながら日々進む工事を見るとは無しに眺めていると、工事現場を撮影している人がいることに気づきました。『同業者かな?』などと思いつつ現場をのぞき込むと、何やら線路のような感じに見えます。意味も解らないまま、とりあえず撮影。余談ですがスマホってこういう時に本当に便利ですね。

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    アスファルトの下から現れた都電錦町線(1月30日撮影)

     さて、その日の昼休み。調べてみた結果、明治時代から太平洋戦争中まで走っていた「都電錦町線」の跡だということが解りました。「都電錦町線」は御茶ノ水と日本橋を結んでいましたが1944年に廃止となり、その後そのまま埋められていたものが、今回の工事で姿を現した、ということになります。戦争を生き延び、アスファルトの下で長い間眠っていた線路は、残念ながら今回の工事で撤去されてしまうそうですが、一部は博物館などで展示される可能性もあるようです。

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    撤去作業が開始されました。(2月3日撮影)

    思わぬ形で触れた「御茶ノ水の歴史」。石畳の風情に通勤途中にも関わらず一瞬ロマンを感じた気がします。

    (かんとりーBOY)


    だるま供養

     本社の二階・国内営業部門のカタログラックに鎮座する達磨様。2014年11月、現在の本社ビルに移って以来、この場所が指定席。三笠産業の一年をしっかりと見守っていただいております。毎年1月の大安の日を選んで社長自ら目入れ。新たな年を無事に迎えることができた喜びとして、これまで見守ってくれた達磨様の右目に目入れをし、続いてこれから一年を見守っていただく新しい達磨様の左目に目入れをします。そして指定席に新しい達磨様が鎮座し新たな一年が始まります。

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    1月29日に目入れを行った今年の達磨様

     さて、一年を見守っていただき役目を譲った達磨様ですが、東京都足立区にあります西新井大師に奉納します。毎年2月3日にだるま供養が行われることで有名で、三笠産業の達磨様はここでお炊き上げされることになります。とはいっても年中受け取っていただけることから、電車で達磨様を西新井大師にお連れするのみで、実は残念なことに供養を見届けたことはありません。メルマガ取材班としては2月3日は三笠氏神様であります神田明神で行われる豆まき式の取材もあり、時間的にも厳しいのですよ……

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    だるま供養、豆まきの準備が進む西新井大師(1月30日撮影)

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    境内の寒桜(1月30日撮影)

     2月3日、神田明神の境内で豆まき式取材の準備をしている私のスマホに妻からメールが着信します、ん、なんだろう……

    『面白そうだから見に来た。三笠の達磨さん見つけたよ!』

    とのメッセージ、そしてこの写真が添付されていました。

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    お炊き上げされる達磨様

     解りますでしょうか?一番下の段で白い小さな達磨に片目をふさがれている、漢字の『三』の文字が見える達磨様が、三笠の一年を見守ってくださった達磨様です。奇跡的な写真にただただ驚くばかりです。

    (かんとりーBOY)

    編集室より

    新型コロナウィルス感染症の発生により、様々な影響が出ています。

    手洗い・うがいの励行&マスク着用が常となっていますが、

    ここにきてそのマスクの品不足が深刻化しているようです。

    コロナウィルス、インフルエンザももちろん怖いのですが、

    そろそろ花粉も飛びはじめそうで、私にとってはその対策にも必需品。

    それが理由ではないですが、早期の終息を願ってやみません。

    【 編集者 かんとりーBOY 】