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  • 2016年12月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.95 前編 bauma china2016他

    三笠の京谷です。


    今年も残すところあとわずか。
    最近は一年がとても短くなったと感じます。


    そんな師走の慌ただしい中、今週突然
    「プレミアムフライデー」なる新語が登場しました。
    何でも毎月末の金曜日に企業が従業員に対して午後3時には
    仕事を終えるよう呼びかけ、低迷している個人消費の喚起と
    長時間労働の是正及び働き方改革につなげるとのことです。


    音頭をとったのは経済産業省で既に経団連や小売りなどの
    業界団体は賛同していると言います。
    小売業界が賛成なのは理解できるとして・・・
    経団連も賛成しているとはちょっと驚きました。


    「プレミアムフライデー」の実施が直接売上アップにつながる
    百貨店やスーパーなどの小売業、そして飲食店や旅行関連などの
    サービス業には確かにメリットがあると思いますが、
    果たして自分達のビジネスにメリットがあるのか・・・
    業種業態によって今後賛否両論が出て来そうです。


    既にネットではこの話題について・・・
    「役所も午後3時に終わるのか?」
    「役所が金曜3時に終わるなら日曜の半日開けて欲しい」
    「月末月初はどこも忙しいって知らないんですかね?」
    「株主総会の集中する6月末金曜日はどうする?」
    「結局、大企業の社員だけが早く帰れる日になる可能性が高い」
    「小売業や外食業など低賃金で働いている人は更に忙しくなる」
    「結果、高所得者と低賃金労働者に益々格差が広がる」
    「ロゴマーク代にキャンペーン費、担当部署の新設・・・。
      無駄遣いに思うのは自分だけ?」
    「経済効果が出なかったらすぐに廃止?」
    等々、様々な意見や疑問が出ています。


    確かに毎月末に「プレミアムフライデー」が実施されると、
    現実問題として各地で週末にかけて開催される展示会や
    各種会合などの日程調整も大変になります。


    とは言え、既に来年の2月24日から始めると
    発表されていますので、どうなることやら・・・・
    本当に「クールビズ」のように定着するのか?
    もし定着すれば来年の「流行語大賞」は間違いないですね。


    今月も三笠をよろしくお願いいたします。
    そして、読者の皆様方にはこの一年間本当にお世話になりました。
    良い年をお迎えください。


    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    MCG-50溝掃除機 NETIS登録!!!

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    MCG-50溝掃除機の詳しい説明はこちらです。

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    MCG-50

    三笠通信

    Philconstruct2016~海外初出張記

     読者の皆様はじめまして。昨年三笠産業に入社し、今年から海外営業部で東アジア地域を担当しております諏訪部貴亮(すわべ たかあき)と申します。昨年度までは新人営業マンとして国内営業部・東京エリアのお客様をご訪問させて頂いておりました。今回は海外営業部に異動となった私の初海外出張となるフィリピンでの展示会をレポートします。しばしお付き合い頂ければと思います。


     11月10日~13日の四日間、フィリピンはマニラ市のSMX Convention Centerという巨大なホールにてフィリピン最大級の展示会、Philconstruct2016が開催されました。私が参加したのは12日、13日の二日間でしたが、そこでの体験をお届け致します。


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    雨の羽田空港


     日本を出発したのは11月11日の朝でした。記念すべき海外初出張初日の東京の天気は横殴りの雨…。新品のスーツケースもクリーニングから上がったばかりのスーツも、ものの数分でずぶ濡れになってしまいました。さて、羽田空港での手続きは特に問題もなく、いざ飛行機でフィリピンへ!


     フィリピンの空港に降り立った私を出迎えてくれたのは高い湿度と気温でした。飛行機のドアを抜けた瞬間、熱気と湿度に包まれ、“これが東南アジアか!”と文字通り、肌でその雰囲気を感じました。空港の到着ロビーでタクシーを捕まえ、後はホテルに着きさえすれば商社の方と落ち合える、と一安心していると…車が全然動いてない。アジア各国の例に漏れず、渋滞の激しいフィリピン。この日は特に小雨が降っていた事も手伝って、あらゆる道路が大渋滞だった様で、ロータリーから出る事もままならず、ほんの300メートルくらい進むだけで10分以上。そしてこれまたよくテレビなどで見かける、日本人から見れば滅茶苦茶な運転も初体験しました。車間距離、割り込み、車線の維持、どれをとっても私には無秩序にしか思えませんでしたが、不思議と走っている車は傷やへこみが見当たらないきれいな車が多く、“事故は起こさないんだなあ”と妙に感心してしまいました。現地の人にのみ共有されている交通ルールでもあるのでしょうか、少なくとも日本の運転しか知らない私には運転出来る気がしませんでした。


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    大渋滞中(三車線道路なのに車列は4つ)


     そんな渋滞のせいでわずか10km程度、早ければ30~40分程度の道のりを約1時間半かけてホテルへ到着。当初の予定から大幅に遅れてしまいましたが、待っていてくださった商社の方々とようやく落ち合って、出展されている代理店の皆様にご挨拶するために早速展示会場へ。もちろん市内も激しい渋滞でしたが、私がホテルに向かっていた時よりは多少緩和されていました。一部他国の車も走っているものの、目につくのはやはり日本車たち。これには少し誇らしい気分にさせられました。


     車事情を観察している間に会場に到着。到着早々、日本国内ではまずお目にかかれない規模の展示会場と来場者の数に圧倒されてしまいました。到着したのはこの日の終了時刻の30分前でしたが、それでも会場にはまだかなりの人がいて、通路では常に人垣を縫って進むような状態でした。三笠の現地代理店のブースは入り口脇の一等地。ブース内には三笠製品が一面に展示されていました。そしてもちろんここにも大勢のお客様の姿がありました。


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    現地代理店ブース(三笠一色です)


     翌日、翌々日と朝から会場へ。両日とも開場と同時に大勢の人が入場。あっという間に会場は一杯になり、そして終了間際まで途切れる事はありませんでした。各通路は人垣が出来、全く通れなくなる事もしばしば。とにかく来場者の多い展示会だというのが私の印象で、商社の方は、“これまでに見たどの東南アジアの展示会よりも来場者が多い”と仰っていました。展示会場では、つたない英語を必死に操って多くの来場者に対し売り込みを行い、言葉がどうしようもない時には代理店の営業マンに助けてもらいながらの二日間。あっという間でしたが、無事展示会を終える事が出来ました。

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    連日大盛況


     色々な意味でアジアの熱気を感じた初出張ですが、町行く人も皆おおらかでありながら、伸び行くアジアの勢いの一端を感じられた、非常に得るものの多い出張となりました。さて次はどこに行くのか?どんな人と出会えるか?そしてどんな出来事が起こるのか?今から楽しみでたまりません!


    海外営業部海外一課 諏訪部 記


    bauma China 2016

     2年に1度の恒例となりましたbauma China。今回もShanghai New International Expo Centre にて11月22日~11月25日の4日間の日程で開催されました。主催者側の発表によると出展社数は2,953社、そのうち70%が中国企業となっています。又、149の国と地域から17万人を超える来場者があり、来場者の国別ランキングではトップから順に(中国を除く)韓国、ロシア、マレーシア、タイ、インド、日本、シンガポール、台湾、インドネシア、そしてオーストラリアと発表されています。独自にパビリオンを設けた国はドイツ、イタリア、韓国、スペイン、トルコ、UK、そしてアメリカでした。


     展示会初日から天候はあいにくの雨模様で急に寒くなったこともあり、屋内会場は大変な賑わい=大混雑となりましたが、その屋内で展示していた我々三笠机械(上海)有限公司(以下:上海三笠)及び三笠産業ブースにとりましては非常に恵まれた環境であったと思います。日本を含め各国から多くの方にブースへ足を運んでいただき、出展者として充実した4日間を過ごすことが出来ました。一方で今回は日本メーカーの出展辞退が相次いだことから、我々日本企業にとりましては非常に寂しい展示会であった、という印象です。日本メーカーのみならず、中国の大手重機メーカー数社も出展を見送っており、中国の景気がそのまま表れていた、という印象も同時に持ちました。とはいえ展示会が盛況且つ成功裏に幕を閉じたことは明るいニュースであることに間違いありません。次回のbauma China 2018は2018年11月27日から4日間の開催が予定されていますが、これからの中国市場の盛り上がりを大いに期待したいところです。


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    三笠ブースの様子


     さて、ここからは恐縮ながら内輪話。今回の中国出張は三笠産業本社から6名が参加したこともあり、現地レンタカーを借りてホテル→展示会場の移動に使いました。非常に快適な車で安心していたその矢先、展示会終了後に駐車場へ行ってみると・・・パンク・・・。気温は0℃、小雨の降る中スペアタイヤに交換しようと頑張る上海三笠スタッフでしたが、今度はスペアタイヤが見つからない・・・いや、スペアタイヤがあるであろうスペースもジャッキアップする工具さえも見つからない・・・。仕方なく車を投げ捨て慌ててタクシーを拾わなければならないハメに。タクシーを拾おうと通りへ出たところ今度は白タク勧誘の応酬・・・筆者は約4年間上海で生活した経験がありますが、簡単に物事が進まない上海を改めて痛感した次第です。

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    あらら・・・・ スペアタイヤはどこ?


     最後に、今回のbauma China 2016開催に合わせまして11月23日に三笠机械(上海)有限公司の代理店会を中油陽光大酒店で開催しました。中国全土から約100名の代理店様にお集まり頂き、盛大なパーティーを催すことが出来ました。冒頭、三笠産業京谷社長のご挨拶と上海三笠周総経理の年間報告から始まり、乾杯のあとは白酒での『カンベイ!』(現地の発音ではこう聞こえます)続きで例年の事ではありますが、我々日本人は惨敗という結果に終わりました。中国の景気の先行きはまだまだ予想しにくい状況ですが、パーティーは例年以上の盛り上がりで代理店皆々様の圧倒的パワーを感じた次第です。このパワーが結集されれば来年は素晴らしい年になると確認できた出張になりました。読者の皆様、中国上海へご訪問の際は是非、三笠机械(上海)へお立ち寄りください!

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    三笠産業京谷社長と三笠上海周総経理 カンベイ!


    海外営業部海外一課 向井 記