メールマガジン
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2015年05月発行
三笠産業メールマガジン Vol.76 前編 第28回海外視察旅行、神田祭
三笠の京谷です。
今月はいよいよ三笠の決算月。
国内はこのところ若干苦戦をしておりますが、
海外の伸びがマイナスを補っており
何とか対前年を上回る成績で終われそうです。
皆様のご協力誠にありがとうございました!!
さて、先月東欧を中心にヨーロッパに出張してきました。
中でもポーランドとハンガリーは初めての訪問国であり、
とても印象深い旅になりました。
たまたま私が同時期にこの二カ国を訪問したからといって、
両国を勝手に比較するのは失礼かつ迷惑な話だと思いますが・・・・
簡単に私の印象をお話しします。
仕事中心に考えれば人口も面積も大きいポーランド。
観光を中心に考えると歴史ある観光名所がコンパクトにまとまっていて、
時間がゆっくり流れている感じがするハンガリー(ブダペスト)と
言ったところでしょうか。
ポーランドの首都ワルシャワは先の大戦で街の殆どが破壊され、
現在旧市街と呼ばれている地区も全て戦後に当時を模して建造した
レプリカだそうです。
その点がちょっと残念な気がします。
(勿論レプリカと言ってもアミューズメントパークの質感とは全く違う
見事な建造物ですが・・・・)
片やハンガリーのブダペストはドナウ川沿いのホテルに泊まれば、
昼は徒歩と地下鉄で、そして夜は川越しに素晴らしい夜景のお城が望めるなど
1日で見所満載な街を堪能出来ます。
さすが観光都市ナンバーワンと評される都市だけあります。
中でも印象深かったのが地下鉄。
何でも世界最古の地下鉄とのことですが・・・・
これがレトロ感満載で、まるで遊園地のチンチン電車の様でした。
地下鉄へのアクセスも信じられなく簡便で、地上から20段ほどの階段を
降りるとそこはもうホーム。改札もなければ駅員も誰もいません。
勿論無料ではないので事前に切符(これも子供のおもちゃの様で可愛い!)
が必要ですが、無銭乗車はヤリ放題?
ただ車内の改札で無銭乗車が見つかると法外な罰金が待ってるとあって
無銭乗車をする地元の人はまずいないとの話でした。
現地でお世話になりましたF様、色々な体験をさせて頂き
ありがとうございました!
帰国時にはパリの空港でインターマット帰りのお客様にもお会い出来たりと
そんな楽しい経験をした今回のヨーロッパ出張でした。
今月も三笠をよろしくお願いいたします。代表取締役社長 京谷 弘也
製品紹介
MCD-RY14吸塵式乾式ロードカッターNETIS登録
先月号でお知らせさせて頂きましたが、この度水を使わないロードカッターとしてご好評いただいております、吸塵式乾式カッターMCD-RY14がNETIS登録されました。登録№TH-150001-A、登録名称:吸じん式 乾式コンクリートカッター、となります。 MCD-RY14は、舗装切断時に発生する粉塵を3段階のサイクロンクリーナーと乾式フィルターで吸引回収します。粉塵は、機体にありますダストケースに回収され、ダストケースが一杯になると警告ブザー・警告LEDランプ・ダストケースレベルゲージにてお知らせする仕組みとなっています。詳しくは下記カタログにてご確認ください。
環境に優しい切削作業の効率化を実現したMCD-RY14の導入を是非ご検討下さい。
NETISホームページ
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=TH-150001%20
吸塵式乾式カッターMCD-RY14 カタログ(4MB)
https://www.mikasas.jp/info/pdf/vol76info1.pdf
新技術情報提供システム(NETIS【ネティス】)とは
http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/UserInfo.asp
新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)は、国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムです。NETISは、国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されております。三笠通信
大好きなフィリピンへ出張!
本場フィリピンパブに行きたい・・・と淡い想いを抱いて東京都北区の自宅を後にしたわけですが、出発日4月12日の朝、神田~秋葉原間の架線柱が倒れ、山手線と京浜東北線が止まりました。成田空港に向かうためには日暮里からスカイライナーに乗る必要がある。しかし、私の家からはどちらかの路線に乗らなければたどり着けない。完全に陸の孤島と化した北区・・・。タクシー乗り場は人で溢れていたため、少し離れたところでタクシーを捕まえてみようと試みるも回送ばかり。しかし、どうしてもフィリピンパブ・・・いや出張に行かなければならない、と人生初のヒッチハイクも試みるも、大きなスーツケースを抱え、必死の形相をしている見ず知らずの人間を乗せる人がいるわけもなく・・・。結局、なんとかタクシーを拾い、無事にフィリピンに到着することができました。
今回で3回目となるフィリピン出張ですが、たった3度しか行っていないにも関わらず、社内では「私=フィリピン」と言われております。担当者としては大変名誉なことだと感じているのですが、どうも変な誤解も招いているようです。さて、出張記を書くのも5回目ですが、今回は食べ物ネタやら大統領ネタやら浮気心ネタを封印してフィリピンの自然について書いてみたいと思います。
フィリピンは首都・マニラがあるルソン島、世界的に有名なリゾートであるセブ島をはじめ、大小約7,000の島々で形成されています。セブ島の他にもパラワン島、ボラカイ島、ボホール島といったリゾート地があります。そして、海だけではなく、日系移民から「ルソン富士」と呼ばれたマヨン山(富士山と形がそっくり!)、フィリピンの避暑地として人気があるタガイタイのタール火山などの山も楽しめます。今回の出張ではタール火山に立ち寄ることが出来ました。過去何度も噴火している火山ですが、山の上からの眺めは絶景でした。
このタール火山があるタガイタイ地区は首都・マニラの中心部から車で1時間ほどのところにあり、近年急速に都市開発が進められている地区でもあります。ショッピングモール、住宅地、マンションなど次々に建設されています。フィリピンにお立ち寄りの際は海だけではなく、山のほうにも足を運ぶと、また違う楽しさがあるのかもしれません。
因みに仕事の疲れとチキンハートが災いして、残念ながら本場フィリピンパブは今回も体験できませんでした。もう少し地元・東京で修業を積んでから、と考えております。フィリピンの乗合バス ジープニー。今回は短距離ですが乗りました!このような綺麗なショッピングモールが数多く建設されています遠くに小さく見えるのがタール火山です代理店に展示しているMT-65H。今後も活躍が期待されます!海外営業部海外一課 手戸 記
第28回海外視察旅行~ベトナム・タイ
4月5日~11日にかけてベトナム・タイへ第28回海外視察旅行に行ってきました。スケジュールは、ホーチミン→プーケット→ハノイといった二日置きの移動です。時間的にはゆっくりできませんが逆に考えれば、その分多くの異国文化に触れられるチャンスですので五感を研ぎ澄ませて回ってきました。
初日・2日目はベトナム・ホーチミンへ。持っている知識といえばアジア有数のバイク天国。“水曜どうでしょう”好きの自分としては「原付ベトナム縦断1800キロ」を体験できるまたとないチャンス。できればバイクに乗りたいと密かにチャンスを伺っていました。ホテルまでは車で移動。高速を降り一般道に出るとそこにはバイクの洪水、クラクションの大合唱・・・DVDで見るのと実際に体験するのとでは迫力が違います。実際に体験してみないと解りませんが、日本人がバイクで走れる状況ではないのです。ただの信号待ちでさえ、彼らにかかればレース状態。交通ルールはあるのかと疑問を持ちながらホテルに到着しました。バイクの洪水到着後はガイドブックに掲載されていたベトナム料理店で食事をしました。今回の旅行者6名中4名は香草類が苦手。日本語も少し併記されたメニューをよく見て各自食べられそうなものを選びました、が・・・避けることはできませんでした。中でも手強かったのはレモングラス。春巻きやフォーなどホーチミンで食べたほとんどの物に使用されていました。 ホーチミンで食べたベトナム料理ホーチミン2日目はショッピングを中心に日本でも御馴染みのルイ・ヴィトンやDior等高級ブランドが並ぶドンコイ通りを散策。街中を散策中に日本との違い等を肌で感じたのはインフラ整備が整っていないこと。路面は凸凹でまっすぐ歩けず油断すると捻挫するのではないかと思うぐらいに傾斜があります。ホーチミンを散策する際には、スニーカーをお勧めします。
3日目、4日目はタイ・プーケットへ。
プーケットでは男女に分かれて、女性陣はここでもショッピング。宿泊先のパトンビーチからソンテウという乗合バスに乗ってプーケットタウンへ繰り出したようです。女性陣が利用したソンテウ一方、我々男性陣は高速船でピッピ島へ。ピッピ島周辺の4つの島を周遊するツアーに参加。ピッピ島に到着してすぐ目に入るのは圧倒される大自然。日本では味わえないロケーション。4つの島ではシュノーケリングや野生の猿への餌付けなどを楽しみました・・・が、途中でハタと気づきました。このツアーは、絶対に男4人で行くものではありません。ぜひご家族・恋人同士で参加することをお勧めします。 上がプーケットのパトンビーチ、下がピッピ島のビーチ美しさが違いますプーケットで食べたタイ料理はどれも辛くなく拍子抜け。
トムヤムクンはとても美味しいけれど辛くなく酸っぱくなく何か物足りない。5日目・6日目はベトナム・ハノイへ
ハノイに到着したのは午後で、これまでの旅の疲れも溜まってきていたことから、夜の会食までは各自ゆっくり過ごすことにしました。しかし会食の待ち合わせ時間になっても女性陣が現れない。事故にでも巻き込まれたのでは?と心配していると20分程遅れてバツが悪そうな面持ちでやってきました。聞くと、我々男性陣の心配をよそに爆睡していたとの事、ホっとするやら、腹が立つやら・・・呆れたのも束の間、急いで三笠ベトナム・田中社長が待つベトナム料理店へ。
ここの料理はホーチミンで食べたものとは違い香草が苦手な者にも食べやすい物ばかりで非常に助かりました。特に印象的だったのはサラダに入っていた柑橘(ザボン)の果肉がプッチプチで日本の柑橘にはない食感だったことです。生演奏を聴きながら食べたハノイのベトナム料理貴重な集合写真(ウェイターさんもちゃっかりピース)最終日は朝食にベトナムで一番美味しいと噂のPHO TINのフォーを食べ、夕方まではショッピングや観光でハノイを楽しみました。 確かに美味しい!ライムやチリソースを入れるとさらに美味その後はこの旅のメインの三笠ベトナム工場研修へ行きました。田中社長の説明が明確で解りやすく非常にためになりました。そして、工場が今のように稼働できるまでの苦労話には感銘を受けました。また、工員の方々の丁寧な日本語での挨拶に驚き、真面目な勤務態度と勤勉な姿勢には好感が持てました。我々も見習わなくては、と思います。 工場見学中の一コマ。初めて見る装置に興味津々今回の海外研修で感じたことは、ベトナム・タイのインフラ整備は非常に遅れている事です。現地で求められている商品を現地の部材で開発することでシェアを高めメーカーとして勝ち抜いて行かなければならない、と田中社長。世界では、インフラ整備が遅れている国がまだまだあります。その必要性を肌で感じる事ができました。
今回の工場研修はとても有意義な時間を過ごせました。このような機会を作ってくださった京谷会長並びに京谷社長に、また、ご多忙中工場研修に加え、お食事までお付き合いを頂いた三笠ベトナム田中社長、村本工場長に感謝申し上げます。寺本・松本・上田・菅原・間藤・陣山以上6名、今回の海外研修の経験を糧に精進したいと思います。今後も気を引き締めて周りの皆様に迷惑をかけないよう頑張ります。引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。営業サービス部部品課 上田記
神田祭
5月9日、10日と三笠産業本社が在ります千代田区猿楽町の神輿渡御に社員有志として参加しました。今年は神田明神が大手町から現在の地に遷座して400年に当たります。
9日は町内渡御に先立って行われる神幸祭を見る為に本社前にスタンバイ。曇り空の下、神幸祭隊列が猿楽町に近づくにつれ雨がぽつぽつと落ちて来て、三笠本社ビル前を通過する頃にはしとしと降りになり、“また今年も雨の中担ぐのか”と心配しましたが、これはお清めだったのかお昼前には止んでくれました。オレ・・・いや私の気合も自然と高まってきます。
午後2時より神酒所から町内渡御が始まりました。今年は猿楽町会念願の新調神輿となりました。今までの物より大きくなり、胴回りには人間国宝の手による彫刻があり、既に堂々の風格です。猿楽通りから錦華通りを抜け、町内を1周する間に豊島屋本店さん(神田明神や明治神宮の御神酒や、白酒で有名)、浅野屋さん(創業80年の蕎麦屋)等の地元老舗による休憩接待を受け、そして午後4時、3回目の休憩、接待担当は我らが三笠産業です。初めての事で、神輿が近づくとともに社長の陣頭指揮の下、有志の社員で慌しく準備を行いました。三笠本社ビル前で、社長、社員の出迎えに対して神輿を向けて差し (その場所に対して、敬意を持って神輿を高く掲げ上げる事) 、会社前で休憩。私は役員さんの計らいで拍子木を打つ大役を頂きました。さて、待ちに待った休憩。大盤振舞いと話は聞いていましたが、ビール、日本酒、ジュースに、揚げ物、オードブルとテーブルに乗り切らない程でしたが、担ぎ手の勢いも凄まじく、私は喉を潤す暇もなく接待に回りました。
大盛況の大盤振舞いも終わり、京谷社長から「今回、猿楽町のお神輿が新しくなった様に、三笠の本社ビルも新しくなりました。これからも町会と共に歴史を作っていきましょう」と挨拶をさせて戴きました。そして出発。京谷社長も花棒(担ぎ棒の一番前)を担いでいましたが、背が高い京谷社長、なかなか大変そうで悪戦苦闘しておりました。神輿は猿楽町を後にして、駿河台下交差点に向かいましたが、自分は片付けの為本社前に残り、余った料理でお疲れ様と乾杯。30分程して神輿に戻り、最後まで神輿を運行し町会の神酒所でお弁当を貰って戻ると、まだ絶好調で日本酒ビンを片手に飲んでいる社員の姿が・・・(あえて名前は伏せますが、さすが三笠といいましょうか、一緒に参加した仲間も驚いて・・・あきれていたのはここだけの秘密です。)新調なった猿楽町神輿三笠産業本社前にて差す拍子木を打つオレ挨拶する京谷社長三笠有志の御姿背が高いのもつらい若者を励ますそして翌10日、神田明神への連合渡御、猿楽町が当番町会の為、神田中央連合 4町会が猿楽町に集合して神田明神に向けて出発です。御茶ノ水駅前から、聖橋を渡り神田明神の参道からの宮入りは、町会関係者が前を担ぐ事になっていましたが、始まると共に我先にと激しい花棒の奪い合いの中、我々三笠有志一同も大奮闘。はじき出されても、譲ってなるものかと花棒を奪いに突っ込んで行きます。この熱気は、是非現場で感じてほしいです。
さて、無事宮入し、神田明神神職のお払いを受けて、昼休憩に向かう頃には2時近くとなり、担ぎ手皆体力を使い果たしたのか、神輿の進みも遅くなっていました。明治大学まで戻り、いよいよ念願のビール!!最高でした。昼休憩後は駿河台下交差点を通行止めにして、神田中央連合4基の神輿が交差点を練り歩き、連合は ここで解散して各町会に戻って行きます。御茶ノ水駅前宮入り駿河台下交差点を行く猿楽町に神輿が戻り休憩後、役員の計らいで三笠本社ビル前を通過時に、花棒を三笠社員が担ぐ事にして貰いました。が、実は若手社員は休憩後から奮闘しずうっと神輿を担いでいましたので、本社ビルに着いた頃には疲れきっていた事はここだけの秘密です。しかし猿楽町会としては“まだまだ担ぎ足りない”、と予定のコースを外れ、盛り上がりながら神酒所まで帰り着いたのは予定時刻を大幅に過ぎた午後6時30分頃となりました。ただ時間が遅れた事で、神輿の「御霊返し」の神事を見る事が出来たのは幸運でした。終了後に町会長へ挨拶をした所、「神輿も新しくなって、いい接待も受ける事ができた。いい祭だった。」と。そして「また次も頼むよ!」と笑顔で喜んでおられました。
頼まれたら嫌とは言えねえ、次回もお祭りを大いに盛り上げて見せます。私・・・いや、オレについて来い!!!三笠お祭り隊長 記