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  • 2015年03月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.74 ローラー今昔物語、ニュージーランド出張記

    三笠の京谷です。

    春3月とはいえまだ寒さが続いており寒暖の差が激しい毎日ですが、
    皆様如何お過ごしでしょうか?
    私は先週の土曜日、東京ドームで行われた
    「ナイトロ・サーカス ライブ」というイベントを観に行ってきました。

    この「ナイトロ・サーカス ライブ」は
    各種マスコミでも取り上げられましたが、簡単に言いますと
    フリースタイルモトクロス(FMX)や自転車(BMX)、
    スケートボード、三輪車等、様々な乗り物を使った
    スピード感溢れるスタントショーです。

    世界中で150万人以上を動員した
    「アクションスポーツエンターテインメント」と宣伝される通り、
    そのパフォーマンスは驚きの連続です。
    空中で回転中のバイクから手を離す技や、
    キックボード、スノーボードでのジャンプ&回転、
    車いすでの前方宙返りなど
    グランドに設置された特設ジャンプ台からのアクロバットショーが
    次から次へと繰り広げられます。

    競技ではないのでスポーツ競技やレースのように
    何が起こるか分からない一発勝負が持つ特有の緊張感は感じられませんが、
    それぞれの演技は素晴らしく、スピード感と迫力に満ちています。

    大きな声で会場を盛り上げる日米のDJ、
    そしてライトアップや花火などを使った演出は流石米国仕込み。
    乗り物好きが見る新感覚のエンターテイメントとしては最高でした!!

    三笠も真剣勝負のホップ・ステップ・ジャンプで頑張りますので
    今月もよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    三笠バイブレーションローラー今昔物語

     ご好評いただいておりますバイブレーションローラーMRH-501DS/601DS。両機種とも油圧式となり、エンジンセルスタート、前照灯、またアワーメーターが標準装備と充実しております。しかし、初代ローラーの発売から現行機種に至るまでは設計・技術と様々な苦労がありました。そこで、三笠産業の初代ローラー発売から51年が経過した今、その遍歴をご紹介させていただきたいと思います。(画像は当時のカタログを使用しております)

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    1963年
    三笠初代バイブレーションローラー登場!
    MRV-10 機械質量:650kg
    ハンドルがついていますが、ハンドガイド式です。乗るわけではありません。

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    1963年
    MRV-12 機械質量:1,500kg
    実は搭乗型もあったんですよ!

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    1971年
    MDR-11ダブルバイブレーションローラー
    機械質量:1,140kg
    MDRシリーズとして発売。水冷ディーゼルエンジン搭載、パワフルな振動で活躍。

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    1972年
    MDR-7ダブルバイブレーションローラー
    機械質量:550kg
    MDRシリーズに軽量タイプが出来ました。

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    1973年
    MDR-T38トレンチローラー
    機械質量:480kg
    溝転圧用に特別に開発されたスリムタイプです。

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    1975年
    MDR-9G
    機械質量:850kg
    ガソリンエンジン搭載

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    MDR-9D
    機械質量:900kg
    ディーゼルエンジン搭載

     MDR-9Gと9Dは同じ機体ですが、ガソリンとディーゼルを用意し、市場のニーズに応えました。


    1987年
    (左)MR-5G 機械質量:470kg (右)MR-6D 機械質量:530kg

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    (左)MR-7G 機械質量:576kg (右)MR-7D 機械質量:630kg

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     新たにMRシリーズとして発売、このタイプまではオレンジ色が主体、セル無がスタンダードでした。水タンクが樹脂製になり、メンテナンス性が大幅に向上しました。


    1997年
    (左)MRH-600D 機械質量:620kg (右)MRH-700DS 機械質量:695kg

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     油圧駆動式となり、現行ローラーの原型となりました。カラーリングも大きく変化しています。機能面ではチェーンが無くなり左右を気にせず作業が出来るようになりました。また、前照灯、バンパーを初めて標準装備しました。このタイプからセル付がスタンダード化して行きます。


    2013年
    MRH-601DS/501DS

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     現行機種です。アワーメーターを標準装備しました。

     現行機種に至るまで、様々な研究開発を経てきた三笠のローラーです。発売当時の機種を見ることは殆どないと思いますが、日本、世界各国でもしかするとまだまだ元気に活躍しているかもしれません。見かけたら『三笠のある風景』に是非ご投稿ください!


    文責 Mr.K

    三笠通信

    ニュージーランド訪問記

    気候編
     この記事が配信される頃にはおそらく少しずつ暖かくなっているかと思いますが、私は『この時季、最強の寒波が近付いて』いた2月のある日、南半球ニュージーランドに暖を取…しゅ、出張に行きました。決して私の体型が熊に似ていて『寒くて冬眠しそう』だからではなくあくまでも仕事です~♪。
     さて12時間近くかけて到着したニュージーランドの首都・オークランド。北半球と南半球では季節が真逆なので、日本が真冬であればニュージーランドは真夏になります。出発日の東京の最高気温11度、到着した日のオークランドの最高気温14度?・・・ん・・・何故かこの週は特に寒かったらしいです。
    気候記事、了。

     ところでこのところ、三笠メルマガには『世界を股に掛ける営業マン』の記事が多いですね。やれ北欧でクラシックカーのレストアとか、やれスリランカで大統領と握手したとか、やれ新婚なのに中東で美しいイタリア人に浮気心を起こして別な意味で股をかけた?とか、うらやまし・・・ちがうっ!庶民派の私には少し現実感がない記事が多かった様な気が・・・、はい、ヒガミです。それを教訓に庶民派の私としては、なるべく鼻につかない記事を目指しながらニュージーランドの魅力を紹介して行きたいと思っています。それでは・・・

    紀行編
    ・自称Kiwi(キウィ)と表現するニュージーランド人の親切心、おおらかさ。
    ・映画ロードオブザリングス、ホビットの撮影地となった自然の豊かさ、壮大さ。
    ・日本以上に綺麗な街中、安全さ。
    ・最近日本でもよく見かけるニュージーランドスタイルのコーヒーショップ。
    ・新鮮な魚と肉、チーズに白ワイン。
    ・人間が400万人なのに過去最大で3千万匹居たと言う多くの羊。
    ・マヌカの木の花から採取されたマヌカハニー。
    ・オールブラックスに、ワールドカップ開催中のクリケット。

     数え上げればきりがないニュージーランドの魅力ですが庶民派の私としては今回空をテーマにします。何せ無料で楽しめますから。2010年9月4日に続き2011年2月22日にも大地震があったカンタベリー地方・クライストチャーチ。ここから200kmほど離れた場所にテカポと呼ばれる湖があります。ここは『世界で一番星空が美しい』場所です。周囲に高い山やビルが無く、街中からもかなり離れているため、街灯や車の光が少なく、塵や水蒸気も少ない綺麗な大気によって星からの光が届きやすい為360度の大パノラマで星空が見られるとか。なんとオーロラも見られる可能性もあり、そのあまりの美しさに世界遺産に、との声もあるほどです。しかしながら今回は仕事でクライストチャーチに来ていますので、さすがに1泊の間にテカポ湖へ行けるチャンスはありません。ま、クライストチャーチでもかなり綺麗な星空は見られるだろうと勝手に思っていたのですが・・・。オークランドと同じ様に昼は快晴、夜は曇天、しまいには雨、と星は全く見られませんでした。オークランドでは1日だけ天気が良い夜もあったのですが、旧正月のこの週は観光客のためか店の明かりが消えず、小さくて光量の少ない南十字星は全く見られません。オリオン座は見られましたが東京でも見えるので珍しくもない・・・。 近々もう一度撮影しに出張してきます~♪。

    今回一番きれいだった空
    復興を断念したクライストチャーチ大聖堂
      
    日本人設計による仮の大聖堂
      
     ちなみに星と言えば、ニュージーランドの国旗には南十字星が使われていますが今その国旗を変えようという議論があるそうです。国旗を変えるなんて随分大胆だと思い理由を聞いたら『じゃあ、お前はオーストラリアの国旗との区別が付くか?』と聞かれて納得・・・。そこでオールブラックスやニュージーランド航空が使用しているシンボルマーク、『シルバーファーン』に変えようとジョン・キー首相から提案されているそうです。この葉っぱ、ぱっと見はただのシダの葉なのですが、裏側が銀色になっておりニュージーランドの先住民族・マオリ族が道標に使っていたのだそうです。たまたまバーで出くわしたその論戦、Kiwiの方々の話を聞いていましたが、若い方は賛成派で既にシンボルマークとして定着しているとの考えが多く、ベテランの方々は簡単に変えるべきではない、と慎重派が多かったです。今後どうなるのですかね。
      
    オーストラリア国旗
    ニュージーランド国旗
      
    シルバーファーン
      
     ちなみにその論戦の発端となったジョン・キー首相。今年7年目と強いリーダーなのですが、なんと三笠の新型前後進に結わえられたテープをカットしていました。出身地のオークランド、クメウ地区のレンタル会社の新オフィス開設に来てくれたとか。私も今回クライストチャーチで首相にニアミスしました。おそらくカンタベリー地震の慰霊に来られたのでしょう。写真は車しか撮影出来ていませんが、前の車の後部座席にはっきりとテレビで見た顔が…。安全なニュージーランドでは警護車もないまま、窓ガラスを黒塗りにもしていない車に乗れるのですかね。パトカーもかなり遠くに1台だけでした。
      
    テープカットするジョン・キー首相
    ジョン・キー首相の乗った車
      
    紀行記事、了。

     三笠の新型前後進とジョン・キー首相。この写真は三笠の新オフィスの1階でもご覧になれます。三笠産業本社へお越しの際は是非ご覧下さい。
      
    海外営業部海外一課 ヒガミ…じゃなかった氷上記


    初午祭執行

     三笠産業恒例行事のひとつ“初午祭”が、2月23日(月)、本社では3年振り、新本社ビルでは初めて執行されました。
     この初午祭、当然ながら本来は初午の日の執行なのですが、今年は初午が建国記念日の休日に重なった為、二の午にあたる23日に執行となりました。三笠“初午祭”始まって以来の好天に恵まれ、暖かい春の陽光を感じながら準備を整えその時を待ちます。
     午後四時、未だ初々しい稲荷社を前にご来賓の方々をお迎えし、社員も神妙な面持ちで整列、神事が始まります。神田明神の神主さんの祝詞に始まり、社員代表、並びにご来賓の皆様による玉串奉奠と続き、商売繁盛を祈念してお神酒で乾杯し、神事は滞りなく終了しました。
     神事終了後は、舞台を会議室に設営した特設会場に移し、直会です。京谷社長のご挨拶の後、ご来賓代表よりご祝辞を頂き、笠友会会長の乾杯の御発声で宴が始まります。先ほどまでの神妙な面持ちは何処へやら。途中恒例のハズレ無しの≪稲荷くじ≫では、良いものに当たった人もそうでない人も笑顔満開、稲荷寿司をはじめとした料理に舌鼓を打ち、商売繁盛祈念のお酒も進んだ頃には、あっという間にお開きの時間となっておりました。
     暦の上では春、好天にも恵まれたとはいえまだまだ肌寒い中、ご列席賜りましたご来賓の皆様に感謝申し上げます。我々社員一同商売繁盛をしっかりと祈念し、更なるパワーを得た思いです。三笠産業の今後に大いに期待してください。
      
    総務部総務課 越後記


    2015年入社内定者見学会

     新年度まであとわずかとなった2月25日(水)、今年4月に三笠産業の一員となる若者を対象とした会社見学会を実施した。今回見学の舞台は本社と館林工場。午前9時、新装なった本社に集合した6名の若者達、それぞれに最後の学生生活をエンジョイしている様子に一安心。初めて見る新しい建物にいささか緊張気味の姿が何とも初々しい彼らが、新本社ビル最初の入社式の主役となる。
     本社を見学した後、車にて館林へ出発。現在運転免許取得中の者もおり、運転についてのアドバイスなどをしながら緊張を解して行く。徐々に共通の話題を見つけ、いつの間にか和気あいあいの車内となった。
     館林に到着。名物の館林うどんをおいしく食した後館林工場へ。館林工場では製品が出来上がって行く様をしっかりと見学しながら、ものづくりのポリシーについて耳を傾ける。ある者は学んだ知識を基に目を輝かせ、ある者はまだ慣れない機械におっかなびっくりしながら、とそれぞれに真の意味で三笠産業を初体験してもらった。
     最後に館林工場・十九浦工場長より『4月にはバッチリ鍛えてやるからな!(笑)』との温かい激励を頂き、心地よい刺激と新たな緊張感を持って帰路に就く彼らを、館林駅で見送った。
     余談だが、館林うどんを食べている最中に、十九浦工場長と三笠営業マンがお客様をエスコートして店に現れた。偶然とはいえ“仕事”の別な一面を目にして緊張する彼ら。とても良い刺激になったと感じた。先輩のとても大きな背中を追って大きく育って欲しいと願っている。4月の再会が楽しみである。

      





    総務部人事係 記

    編集室より

      地域によってはすっかり暖かくなった様子、東京もその一つです。
    私、マスクを手放せない今日この頃。しばらくの間花粉と共存です。
    さて、このところ本社の近所で火事騒ぎが二件ありました。
    一件は誤報の様でしたが、もう一件は何と放火との事。
    ハシゴ車も届かず、結果三名が怪我をされたとの事で、
    高層ビル、密集地といった点も含め、火の怖さ改めてを思い知らされました。
    皆様、火の元には十分にお気を付け下さい。


    【 編集責任者 かんとりーBOY 】