メールマガジン
-
2015年02月発行
三笠産業メールマガジン Vol.73 前編 World of Concrete 2015、北欧出張記
三笠の京谷です。
先週米国で開催されたWOC展(ワールド・オブ・コンクリート)
視察の為ラスベガスに出張してきました。
米国の景気、特に建設関連業界はまずまずな様子で
展示会は過去のWOC展と比較してもその規模、来場者共に
上回っている印象を受けました。
またラスベガスの街自体も大勢の人で賑わっており
あれだけの数の大型ホテルがほぼ全て満室。
訪れたレストランは何処も人だかりが出来ていました。
いつもながらラスベガスは活気があり楽しい街です。
ラスベガスと言えば真っ先にカジノの街というイメージがありますが
今のラスベガスは決してギャンブラーの集まる街ではなく
老若男女全ての人が楽しめる一種のアミューズメントパークです。
その証拠に米国で開催される大型イベントはラスベガスが最も多く
他の都市で開催するより確実に来場者が増えるとのことです。
また、米国の展示会に参加していつも感じるのは展示会が単に
仕事の場と言うだけでなく、来場者にとっても出展者にとっても
一つのお祭りのように皆が楽しみながら過ごしていることです。
従い家族同伴で集まってくる人も多く、昼の時間帯お父さんは
展示会視察等の仕事、お母さんは観光やショッピング、そして夜
は家族揃ってレストランで食事するという光景が沢山見られます。
これはやはり日本との文化の違いでしょうね。
日本でも「統合型リゾート推進法案」(通称:カジノ法案)が
話題になっておりますが、果たしてカジノが出来ただけで
この様な雰囲気の街が出来るかは甚だ疑問です。
ショッピングは勿論、美味しい食事と有料無料のエンターテイメント。
そして見所一杯の観光地(ラスベガスの場合グランドキャニオン等)。
これらが揃ってこそ、国内のみならず世界中から人が集まって来るのでしょう。
2014年に来日した外国人は初めて1300万人を超えました。
そして政府は2020年までに2000万人を超える目標を掲げています。
カジノが出来ればその街にお金が落ちることは確かですが・・・・
文化の違う外国の真似をするのではなく、日本の伝統と文化を
守りながら魅力ある日本を表現していきたいですね。代表取締役社長 京谷 弘也
三笠通信
World of Concrete 2015
世界唯一にして最大規模のコンクリート専門展示会World of Concrete 2015(WOC)が、米国・ラスベガスのコンベンション・センターにて、2月3日~6日の四日間にわたり開催されました。世界各国の建機メーカーや電動工具メーカー、販売店など1,400社近い企業や団体が一同に集結し、日本からもクボタ、ホンダ、スバルなど名だたるメーカーが出展しています。今年のWOCは過去最大の規模と聞き、初の海外出張でもある小職は、ドキドキ、ワクワクしながら成田空港を飛び立ちました。
滞在先のホテルで一泊の後、翌日ラスベガスの景観を楽しみながら、WOC展示会場へ到着。まずは会場の広さに圧倒されました。「アメリカは何でもデカいなぁ、そういえば昨日飲んだスタバのコーヒーもデカかったなぁ」とつまらない事を思い出しながら、屋外の展示場へと足を運びます。そこでは大型油圧ショベルによるデモ、コンクリートの表面仕上げ機として使用されるパワートロウェルのタイム競争、大音量の音楽を流しながらの電動工具のデモ等、見て触って、体験出来るテーマパークと化していました。デモと言うよりも“Show”という表現の方がいいかもしれません。また、デザイン性や機能の優れた小型建設機械も展示され、中には原動機を電動化した製品もあり、出展各社の個性が表現されていました。一通り満喫した後は、モノレールを挟んでのもう一つの屋外展示会場へGO。そこではアーティストによるコンクリート装飾が行われていて、コンクリートの表面を美しく仕上げる技術には大変驚かされました。続いて屋内展示場ですが、まずは我らが三笠ブース。去年発表したバイブロコンパクターのMVHシリーズを始めとした数々の三笠製品がMQ社様のブースに展示されていました。自分たちが開発に携わった製品に多くのお客様が関心を示している光景を目の当たりにして、安堵と嬉しさが込み上げてきました。三笠ブースを離れ会場を見学。ふと目を横にやると後輩がある製品を血眼になって観察していました。各社製品のデザインや機能を吸収し、今後の開発に生かしていくためです。当然ながら私も負けてはいられません、展示場の隅から隅を歩きまわり、ローカルからメジャー企業まで、各社のブースをくまなくまわらせて頂きました。この経験を今後の製品に生かして行きますので楽しみにしていてください! さて、展示視察も無事に終了し、最後の夜へ突入。カジノに、無料の噴水Show、世界遺産を精巧に真似た一流の建築物等、色々と楽しみ、更に光輝く夜の街へ・・・。すっかりラスベガスの魅力に取り憑かれ、気づいた時には帰国のフライトの時間となっていました。 大げさではありますがラスベガスに負けない魅力ある製品創りを心がけて参りますので、今後も三笠製品を宜しくお願い致します。最後になりましたが、展示会期間中三笠ブースにお立ち寄り頂いたお客様、またMQ社並びに商社の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。 開発部開発一課 堀口記
北海道初体験レポート
北海道に赴任し、早半年。雪が積もればニュース番組で特集が組まれるような関東圏でヌクヌク育った私にとって、何もかもが新鮮な半年間でした。そんな私の人生初となる北国での生活を、思いつくままにレポートしますので、しばしお付き合い願えれば光栄です。 北海道で迎えた初めての夏はとても快適で、湿気のないカラッとした心地よい風や、クーラーの必要のない夏の夜には感激したものです。折角なので盆休みは北海道で過ごし、家族で富良野のラベンダー畑や、小樽で運河などを観光し海産物と夏の北海道を満喫しました。なかでも、富良野で食べた『とうきび』は衝撃的な美味しさでした!!夏の北海道にいらっしゃった際は、是非『とうきび』をご堪能下さい。皆様の想像以上の美味しさである事をお約束します!!
そして、短い夏を終えますと雪虫が舞う季節に。ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、白くて小さい雪虫がフワフワ舞いますと冬の訪れを知らせてくれます。雪虫が舞った一週間後、北海道に初雪が降りました。おっかなビックリの初雪道運転を行い、なんとかやって行けそうかなと安堵しておりましたが・・・。
12月を迎えたある日、冬の北海道の神髄を体験しました。地吹雪、ホワイトアウト・・・。稚内に向かう道中での吹雪の経験は、今でも私の脳裏に焼き付いて離れません。最初の5分は『凄い!!何も見えない!!』とはしゃいで運転しておりましたが、10分もすると街灯や他の車も見当たらなくなり、真っ暗な山道は神経を擦り減らした生死をかけた運転となり・・・。無事、稚内に到着した際はホロリと涙がこぼれそうでした。
雪道で盛大に転んだり、毎朝の除雪作業と少し雪を恨めしく思っておりました今日この頃ですが、冬の北海道を満喫するべく、≪さっぽろ雪まつり≫ に行ってまいりました!!今年は新作の劇場公開に先駆け『雪のスターウォーズ』の大雪像や、国民的人気アニメ『楽しいサザエさん一家inさっぽろ雪まつり』と様々な大雪像があり、沢山の人で賑わっておりました。また、食の広場では道内各地の名産品が一同に集結し、北海道の味覚を存分に楽しむこともできました。寒空の下で食べる炉端焼きは格別でしたし、冷たい風に包まれた中でホットミルクを飲んだ時の幸福感たるや・・・。冬の北海道もまた最高!稚内へ続く雪道 サザエさん一家in札幌雪祭り 雪のスターウォーズ
東日本営業部札幌課 小笠原記
北欧訪問記
2015年1月下旬にノルウェーとフィンランドへ出張しました。業務については満足の行くものとなりましたが、イベントがあったわけでもなく、ここで書くものでもありませんので割愛し、業務の合間に目にしたことをレポートさせていただきます。
まずはノルウェーのオスロを訪問。ノルウェーといえばフィヨルド(入り組んだ海岸線)とサーモンが一般的に有名と思われますが、今回の訪問ではクラシックカーのある生活が強く印象に残りました。弊社代理店経営者のG氏は1957年製のクラシックFordを所有しており、G氏のFordはボルト1本からフルレストア(完全に修復)され、素晴らしいコンディションを保っていました。共同経営者のO氏もクラシックFordを所有しており、自身の手でコツコツとレストアしている。そのレストア作業は既に13年が経過しており、今年の夏には復活させたいとのこと。両氏ともにクラシックカーを趣味で楽しむと同時に、文化遺産的価値をもつクラシックカーを未来へ継承していくという思いがあり、私もクラシック三笠製品をレストアしたいという思いになりました。1957年製クラシックFord次にフィンランドのポリとヘルシンキを訪問。冬のフィンランドと言えば、オーロラ観測ではないでしょうか。今回、冬のフィンランドへ出張すると聞きつけた編集責任者より、『メルマガのためにオーロラの写真を撮って来い!』と無茶な依頼をされました。しかしながら、オーロラを観測出来るのはサンタクロースの住む北極圏であり、ポリとヘルシンキではオーロラ観測は出来ません。そこで、弊社代理店経営者であるT氏にメルマガの記事についてアドバイスを依頼したところ、ヘルシンキ対岸にあるエストニアの首都タリンに行くことを勧められました。タリンの旧市街地は中世の街並みが残されており世界遺産に登録されていること、そして、たまには船でゆっくりと旅することも素晴らしいことであると後押しされ、タリンへ行くことに。旧市街地の街並みの風景に圧倒され、また日本とは違う冬を肌で感じて来ました。以下の画像で少しでも伝わると良いのですが・・・
タリン旧市街地の北門。旧市街地はその周囲を石造りの城壁で囲まれている。旧市庁舎広場と丘の上から見下ろした旧市街地の街並みロシア正教の特徴である玉ネギ型屋根の大聖堂と広場に設けられた特設スケートリンク伝統文化に触れることで、改めて75年以上におよぶ三笠のお客様と製品開発の歴史に感謝するとともに、三笠の伝統と技術を継承・発展させ、お客様に喜ばれる製品を生み出して行かなければならないと強く感じた次第です。
海外営業部海外二課 石川記
神田明神節分祭
2月3日(火)は節分。各地の神社・寺院で豆まきが行われましたが、江戸の総鎮守であり、三笠産業の氏神様である神田神社でも賑やかに「節分祭豆まき式」が行なわれ、三笠産業からは私が社長の名代として参加してきました。今年は警備の関係で芸能人・著名人の参加は少ないとのことでしたが、地域の人たちに交じってアイドルのSiAM&POPTUNe(オジサンにはわかりません。みんなAKBに見えます)やJRAの騎手、JALのCAが元気に豆まきを行いました。
定刻の午後2時、いよいよ儀式の始まりです。邪を払う鉄杖を先頭にして、江戸消防記念会の鳶頭の方々の木遣りの声も高らかに総勢200名の行列が境内を参進。赤鬼・青鬼はじめ、だいこく様、えびす様、雅楽を奏でる楽人、古式装束の宮司以下、神職・氏子総代・特別崇敬者・他多数が行列を組んで進み、本殿にて神事の後、千代田区長、中央区長、警察署長、消防署長らによるくす玉割りが行なわれました。警察署のくす玉からは『交通安全祈願』のたれ幕、税務署のくす玉からは『確定申告はお早めに』という垂れ幕があらわれました。
その後、弓を天と地に向けて弾き、邪気を払う儀式がありました。古代の武人の装束を着用した神職により、鬼門・裏鬼門の方角に向けて矢を放つしぐさをします。
そしていよいよ「豆まき」の開始。千代田区長、中央区長など特別崇敬者の“桜組”を先頭に町会毎に “花組”“千歳組”・・・等にわかれ、順番に鳳凰殿の2階から福豆やお菓子をまきます。三笠産業のある猿楽町はお隣の神田神保町と一緒に“梅組”です。
鳳凰殿の前では縁起物の福豆など撒かれたものを受け止めようと無数の手が伸び、なかには紙袋や帽子を広げて受け止めようとする人もいます。大勢の人に手を振られてスターにでもなった気分で「鬼は外、福は内」の掛け声とともに特製の1升枡に用意された福豆や縁起物を撒き終わればお役目終了。明神会館で直会を行なって神田神社の「節分祭豆まき式」はお開きとなりました。
なお、今年は神田祭の本祭りの年です。三笠産業では社員の有志が地元猿楽町の神輿に参加する予定です。お時間のある方ぜひ見に来てください。5月9日(土)が神幸祭、翌10日が神輿宮入です。総務部 原田記