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  • 2014年12月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.71 Bauma China 2014、Big 5 2014 DUBAI

    三笠の京谷です。

    早いものでもう師走、今年もあと残り僅かになりました。

    今年を振り返ると全国各地で毎月の様に発生した様々な
    自然災害が仕事柄最も記憶に残っておりますが、
    4月からの消費税増税も大きなインパクトがありましたね。

    一方、2014年は三笠にとって記念すべき一年になりました。
    まず一つ目は今年5月の決算で念願であった100億円の壁を突破し
    過去最高の114億円と言う売上が達成出来た事です。
    過去3回チャレンジした目標ですが
    いずれも目前で失速し達成は相成りませんでした。
    今回は様々な外的要因に恵まれたとは言え、
    三笠にとっては大いなる一歩となりました。

    もう一つの嬉しい出来事は先月新しい本社屋が完成したことです。
    50年間お世話になった旧本社を取り壊しての新社屋ですが
    2年間の仮住まいの後、11月25日より新本社ビルでの業務がスタートしました。
    残念ながら私は丁度同時期に開催されていた
    上海のBAUMA展に出張していた為28日が初出勤となりましたが
    やはり新しいビルは明るく綺麗で気持ちが良いです。
    まだ慣れない部分や使い勝手の面で気になる箇所などがありますが
    これから先長く付き合っていくビルなので色々と手を入れながら
    愛着を持って使っていきたいと思います。

    又このビルの竣工に際してお取引様からは数々のお祝いも頂きました。
    中でも全国の三笠会会員の皆様から頂きました記念品、
    バカラの「招き猫」は私の部屋で大きな存在感を放っています。
    この場を借りまして改めて御礼申し上げます。

    上記二つの出来事は三笠製品をご愛用頂いているユーザー様を始め、
    お取引先様、仕入先様、株主様、そして一生懸命頑張ってくれた社員など
    関係者様のご支援の賜物です。

    今年の漢字は「税」と決まりましたが、三笠にとっては「嬉」。
    この一文字で皆様への感謝と喜びを表したいと思います。

    今年1年間のご支援本当にありがとうございました。
    皆様良いお年をお迎えください。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    ※三笠産業新本社ビルについての詳細は下記の記事をご参照下さい

    三笠通信

    三笠産業株式会社 新本社ビル竣工

     このたび本社ビルが地上8階、建築面積151.42㎡、延床面積1,126.45㎡のビルに生まれ変わり、11月25日(火)より業務を開始しました。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。(住所※・電話・FAXはこれまでと変わりありません。)
      
      


    Bauma China 2014 レポート

     前回の2012年は約2,700社が出展、展示面積は30万㎡に達し、来場者も約18万人を数えるなど史上最高の結果だったBauma Chinaが今年も開催されました。2002年の初開催から数えて今年で7回目となりますが、三笠産業は中国総発売元である三笠机械(上海)有限公司を通じて初開催以来毎回出展しております。小職自身は2度目の上海出張にして初のBauma China参加となりました。まず会場の広さ、人の多さに大変驚かされました。
      
    展示会場入り口
    外のブース
      
     三笠ブースにもたくさんの方が来られましたが、特にロシア、インドの方が多かったように感じました。製品ではランマーはもちろん、バイブロコンパクター、プレートコンパクターと一通り見ていただきましたが、特にバイブレーションローラーに注目が集まり、説明を求められることも多かったです。
     会場を見てまわると弊社製品とよく似た物がたくさん見られました。似たものが沢山見られたという事は、ポジティブに捉えればそれだけ弊社製品が認められているという証ではないか、とは感じます。これに発奮して、小職としては会場では似たものに負けない様にしっかりと三笠をアピールさせて頂きました。 結果として今回は前回と同じ30万㎡の会場に、41ヵ国から約3,100社が出展、来場者数は19万人を超えるという過去最大の展示会となった事をご報告させていただきます。
      
    上海三笠スタッフ一同
    三笠ブースの様子
      
     Bauma China 2014開催に合わせて、三笠中国代理店パーティーが開催されました。今年も中国全土の代理店から約50名の方々にご参加いただきました。
      
    挨拶する三笠産業京谷社長と上海三笠周総経理
      
     さて会合の後は懇親会となるわけですが、皆様は白酒というお酒を御存じでしょうか?中国の蒸留酒でアルコール度数50%を超える強烈なお酒です・・・。中国では「カンペー」の掛け声とともに一気に飲み干すという習慣があります。
      
    「カンペー」の様子。これを何度も繰り返すと・・・
      
     普通はこうなります・・・ (撃沈しているのが小職、後ろの先輩はきっと普通じゃないんです…きっと)
      
     白酒にはすっかりやられてしまった小職ですが、Bauma China 2014の業務は無事に終了し帰国致しました。

     後日、同行した先輩がこんな話をしてくれました。
    「製品をただ作るだけではダメ。物を作りそれを世に送り出し、お客様からの声を拾い、それをまた開発に生かす。それの繰り返しなしには製品が成長していかない。」 海外出張で感じる事があった先輩からの言葉を胸に、昨日以上に頑張りたいと思います。
      
    海外営業部海外一課 手戸記


    Big 5 2014 DUBAI

     海外営業部に異動となりあっという間に半年が過ぎた11月、初の海外出張に飛び立つこととなった。行く先は観光地としても有名なドバイ。しかし当然ながら目的はBig 5 展示会という業務、目的が観光ではないのが残念ではある…が、そもそも私にとっては国外に出ること自体が初めてなので緊張は絶大なるものがあった。
     出発は成田空港22:00発であったが、緊張から昼にはすべての準備を整えてしまった為、自宅にて数時間そわそわする羽目に。空港へは余裕を見て3時間前に着く様に出発、今後の為にいろいろ見ておき、それでもなお、余るであろうフライトまでの時間はコーヒーでも飲んで落ち着こうという計画であったが、うろうろしすぎた結果気が付けば搭乗時刻になってしまっていた。今度またゆっくり見物しようと諦め搭乗口へ。 搭乗した便には日本人乗務員も乗っているとのことでまずは一安心と思っていたが、私の席の通路は1度も通らず、当然ながら現地到着前から英語を使わなければならなくなったのは計算外…いい勉強になった。
     そして定刻通り約11時間半後、ドバイ国際空港に到着。ドバイ国際空港の広さは想像以上であった。歩いても歩いても荷物受取所に辿りつかず、どこかで道を間違えたのかと思うほど。ひたすら案内板を注視し、同じ方面に向かっているであろう人の後をストーカーの如く付いていき、漸く荷物を受け取ることができた。出口にて初対面となるドバイ在住の三笠のアドバイザー、Vipin氏と無事に合流し、ドバイの街中に出ていく。これが外国か!という感覚は正直思ったほど無かった。標識や建物の看板は確かに英語やアラビア語であり、見渡しても日本語なんてまったくないのだが…なぜだろう?そして私が驚いたのは、車線の多さと信号の少なさ!新興国の特徴なのか、ほとんどが立体交差になっており、ほぼ信号がない。東京都内も近年は立体交差が増えてきており、知らなければ右左折を逃してしまうことも多々あったが、それをはるかに上回る数。ただでさえ片側7車線ある道路に大多数の立体交差…道をよく知らないと運転するのはかなり難しいだろう。時刻は現地時間の朝6時前。一旦ホテルにチェックインし、少し休憩。仮眠しようと思ったが、時差ボケの為かまったく眠れず…
      
    ドバイの街並み
    ドバイ国際空港
      
    広大な道路
      
     前置きが長くなったが、ここからが本題のBig 5 展示会。開催期間は11/17~20で私の出席は17~19の3日間。早朝到着だったことで忘れていた現地の気候をここで思い出す。暑い…とにかく暑い…日本のような蒸し暑さではないが、日差しがとにかくキツイ。訪問客のほとんどが半袖で、長袖なのはジャケットを着ている出展者ぐらいであった。Big 5については来訪者が日本人ではないのと規模が大きいことを除けば、国内の展示会とさほど変わらないような印象を受けた。ただ、やはり英語で説明するのは難しい。日本語でもなかなか100%の説明ができるわけではないのに、それをさらに英語で説明…どうしたらベターか模索する。そして一つの作戦を思いついた。Big 5の来場者はデモ機を始動させると続々と周りに集まって来ることが印象的であった。そこで、圧倒的な英語力不足に起因する説明不足を、実際に動かし、見て、知ってもらうという作戦に途中から切り替えたところ、明らかにお客さんの反応が良い方向へ変わったと感じた。それを反復し、半分説明・半分デモというやり方で今回の展示会を無事に乗り切った…と、本人は思っている。
      
    展示会の様子1
    展示会の様子2
      
     長いと思っていた出張もあっという間に最終日の夜になった。帰りのフライトは現地時間の深夜2:55発。それまでの時間をVipin氏と、展示会にて同じブースであったイメールイタリアのGiuliaさん(女性)とともにしばしの観光。ドバイモールを散策し、ここでもその規模の大きさに驚かされる。ドバイモールのお店は基本的には扉が開かれているが、扉が閉まっていて入口に人が立っているお店がある。聞いてみたところ、扉が閉まっているお店は超高級、とのこと。つまり庶民の私にはまったく縁のないお店…まぁ、そんなお店はスルー!
     最後に世界一のビル、ブルジュ・カリファの展望台に昇ることに。当然3人で登るのかと思っていたら、Vipin氏はもう何度も登っており見飽きた、とのことでGiuliaさんと2人で登ることに。最後にこんな御利益が回ってくるとは!とテンションが上がり、緊張もしつつ、チケットを持ち列に並ぶ。Giuliaさんと2人きりになり少しして気づいた…Repentance comes too late.(後悔先に立たず)…この時この出張の中で英語力が弱いことを最も悔やんだ瞬間であった。“もっと英語勉強します”。そんなことを考えつつ展望台に到着。見渡す限り壮大な景色が眼前に!素晴らしい夜景を写真に収めつつ、必死に目にも焼き付ける!…だってプライベートでは来られないかもしれないから…Giuliaさんとの2人きりの時間もあっという間に過ぎ、再度Vipin氏と合流。フライトの時間も差し迫る頃、レストランでディナー。このレストランは並べられている食材とその調理方法を選んでいくスタイル。食に詳しくない私と基本的にベジタリアンであるVipin氏はGiuliaさんにほぼおまかせ。美味!とても美味!圧倒的な満腹感&満足感を得て、レストランを後に空港に向かう。(帰国後、このレストランについて聞いたところ目玉が飛び出るほどの高級店だったらしい!…いやはや、ありがとうございました。)
      
    ドバイの夜景
    美味しい食事
      
     本人的には特に問題もなく無事に全行程が終了し、行きと同じ要領で出国手配を済ませ、帰るだけ、のはずだったのだが、出国カウンターで驚愕の一言。“No reserved” !? !? !? チケットが取れていない!? 帰れない!? 取れているはずだからもっと確認してくれ!と拙い英語で必死にアピール!すると、”OK“と簡単な一言。結果ちゃんとチケット取れていました。そして無事に搭乗し、さすがに疲れと深夜発であることと相まって、すぐに眠りにつく。熟睡はできなかったが、機内の映画を見たり、機内食を食べたり、眠ったりと繰り返しながら無事に日本に帰還した。
    以上、初海外&初出張のレポートを締めくくります。仕事以外の話題が多いのは緊張のせいです…
      
    海外営業部海外二課 鈴木記

    編集室より

    あっという間に2014年最終号となりました。
    今年一年ご愛読を頂き誠にありがとうございました。
    さて、ここのところ若手社員の記事が多くなってきたのですが、彼らの表現力の豊か
    さに驚かされています。良し悪しはさておき、強く伝わってくるものが有り、編集を
    していても楽しくなります。これからの三笠を背負って立つ若者達を含め、2015年も
    三笠産業、三笠製品、三笠メールマガジンをどうぞよろしくお願い申し上げます。


    【 編集責任者 かんとりーBOY 】