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  • 2011年06月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.29 MTX型ランマーにフロート式キャブレター仕様エンジン搭載! 他

    三笠の京谷です。


    いつも三笠をお引き立ていただきありがとうございます。
    お陰様で先月末に無事三笠64期の決算を迎えることが出来ました。
    終わってみれば一年前の予想より好成績を残すことができ、
    回復に向けての足掛かりが出来たとホッとしています。
    今期はどうなる事やら・・・「世の中何が起きるか分からない。」
    また「何事が起こっても不思議でない」を実感した我々にとっては
    一年後を読むのはむずかしいですね。


    さて話はがらっと変わりますが最近アフリカがちょっとした
    マイブームになっています。
    アフリカと聞くとサハラ砂漠、サファリなど地理的な連想をされる方、
    紛争や難民問題、貧困やエイズ問題などの社会的視点で捉える方。
    更に最近では資源国としても脚光を浴びており世界中のビジネスマン
    の関心を集めています。
    またこのところ中国のアフリカ進出も良く話題に上りますね。


    そんなアフリカに興味を持ち立て続けに数冊のアフリカ本を読み漁りましたが、
    お勧めは浅井宏純著「アフリカ大陸一周ツアー」(幻冬舎新書)です。


    元教育関係者の筆者が55歳になった時、是非自分でアフリカを体験したいと
    一人で大陸横断バスツアーに参加し、13ヶ国から集まったツアー参加者と
    10ヶ月かけて大陸26ヶ国を旅して回る旅行記です。
    筆者も語っていますが「全く常識・良識の尺度が異なる人間同士のやりとりは、
    本当に興味深い」出来事ばかりです。
    複数の妻を持てる国。
    女の子は12歳程で嫁ぎ生涯平均して10人ほどの子供を産む国。
    「このあたりでは、法律で禁止されている奴隷売買が今でも残っている」
    「何故動物が少なくなったの?」「キリン・ゾウ、何でも全部食べちゃった。」
    日本の常識が全く通用しないアフリカで様々な体験を通して
    アフリカへの理解を深めていきます。


    しかし私が一番ハッとさせられたのは筆者が他国からののツアー参加者と
    自殺について話し合っている場面。
    以下抜粋で・・・
    アフリカで死は日本以上に身近なものだけど誰一人として自殺で死んだ人を知らな
    い。


    マサイ族の村では「クジュワ(自殺)って何なの?」
    と聞いてくる子供すらいた。
    「ここ10年、日本では毎年3万人以上が自殺している」
    「自分がちっぽけで弱い、それでも大丈夫だと言うことを知ることができたら、
    自殺なんかしないんじゃない?
    それにはアフリカを体験するのがいいかもね。
    悩まず、生きることだけを考えるから。
    それにしても日本の自殺者は多すぎる。なぜなの?」


    ぼくの国の何がアフリカやイギリスより病んでいるのだろう。


    今月も三笠をよろしくお願いいたします。


    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    MTX型ランマーにフロート式キャブレター仕様エンジン搭載!

    MTX-60F

    特徴
    大型ツインサイクロンエアークリーナーにより集塵能力を当社比で3倍の大容量にしました。
    スロットルレバーに燃料コック及びストップスイッチを一体化し、運転・停止・アクセル動作をワンレバーで操作可能にしました。
    防振性に優れたハンドルは手腕振動の低減し、オペレーターの負担を大幅に低減しました。
    オリジナルのタコアワーメーターを標準装備しました。停止時は使用時間を表示し、運転時はエンジンの回転数を表示します。
    フートはメタルシートに耐摩耗性の高張力鋼を使用し、硬く締まった路盤でも安定した作業が行える底面形状です。(特許取得済)
    新設計のクラッチドラムは、磨耗粉を遠心力にて自動排出する構造としました。
    ハンドルの防振ゴムには、ゴム破損時に機体の落下を防止するピンを内蔵しました。
    燃料タンク内と燃料ホースの中間に、高濾過のラインフィルターを設けました。
    サイドガード及びエンジンガードの素材に衝撃に強い耐久性に優れた樹脂を採用し、エンジン全面を保護しました。
    ベローズは内面に網目上のリブを設けたので、ネジレに強く安定した転圧作業ができます。(特許取得済)


    型式 機体寸法(mm)  衝撃板の寸法(mm) 衝撃板の
    ストローク(mm)
    衝撃数
    Hz(min/毎分) 
    打撃力
    (毎回kN) 
    使用エンジン
    (最高出力) 
    回転数(min/r.p.m.)  装備重量
    (kg)
    MTX-60F 高:985
    幅:350
    長:713
    長 340
    幅 265  
    50~80 10.7-11.6
    (644-695)  
    3.6
    (1,390kgf)  
    Honda
    GX100
    2.1kW
    (2.9PS)
    4サイクル
    3800-4100 64
    MTX-70F 高:1,017
    幅:350
    長:713
    長 340
    幅 285  
    10.7-11.6
    (644-695)  
    14.9
    (1,520kgf)  
    Honda
    GX100
    2.1kW
    (2.9PS)
    4サイクル
    3800-4100 75
    MTX-80F 高:1,000
    幅:365
    長:788
    幅 285
    長 340  
    10.7-11.3
    (642-679)  
    15.6
    (1,590kgf)  
    Robin
    EH12-2D
    2.6kW
    (3.5PS)
    4サイクル
    3400-3600 83
    MTX-90F 高:1,000
    幅:365
    長:788
    幅 285
    長 340  
    11.0-11.6
    (660-698)  
    16.5
    (1,680kgf)  
    3500-3700 89


    詳細およびその他のランマーについてはこちらのページをご覧ください

    第四回三笠ローカルレポート  物流センター編

    暑い街から三笠製品をお届けしております

     三笠産業の製品出荷の要となっております、物流センターは群馬県館林市にあります。群馬県には「上毛かるた」なる物があり、それによりますと鶴舞う形の群馬県と歌われ、頭の部分が館林市との事です。館林市は、栃木県佐野市、茨城県古河市、利根川を渡れば埼玉県に隣接しており、物流センターは東北自動車道館林インターチェンジから車で20分程の工業団地内にあります。最近では、北関東道の開通で関越自動車道高崎インターまでも簡単に行けるようになりました。
    市内には、つつじで有名なつつじヶ岡公園があり、5月の連休くらいから樹齢400年以上の巨大なつつじの木に花が咲き、多くの観光客を集めます。また分福茶釜の茂林寺の狸も有名です。観るだけではなく、食べるほうでは、うどんが美味しいです。小麦も生産され日清製粉の工場もあります。水も美味しくサントリー、カルピスの工場などもあります。また、宇宙飛行士の向井千秋さんの出身地でも知られています。
    ここ数年、真夏の猛暑でたびたびニュースで取り上げられ、昨年は38度超の気温が連日続きました。この暑さ対策に館林駅前には三笠のミストが設置されており、少しでも暑さを和らげるよう活躍しております。今年は、館林工場の玄関にもミストを設置しました。
    物流センターは、館林工場に隣接しておりランマー、ローラー、コンクリートバイブレーターは、完成直後に出荷可能という立地です。現在 男性4名、女性2名の6人体制で業務を行っております。国内の出荷業務は、各運送業者さんを利用しお客様のもとへ迅速に製品が届くよう出荷しております。海外向けは、物流センターでコンテナバンニングを行い東京、横浜港へ出荷されます。先月5月は特に忙しく20・40フィートコンテナ併せて19本を積み込みました。
    今後ともお客様の元へより早く正確に製品をお届けするよう全力で頑張りますのでよろしくお願い致します。


       
    つつじが岡公園
       
    物流センター(生産管理部物流業務課)   
    住所: 〒374-0042 群馬県館林市近藤町178番地 [地図]
    東武伊勢崎線館林駅より車で約10分 東北自動車道館林ICより車で約20分

    三笠通信

    館林工場グランドゴルフ&バーベキュー大会

     5月7日の土曜日に館林工場で恒例のグランドゴルフ大会&バーベキューが行われました。
    今年は従業員からの提案で、東日本大震災で館林市に避難している被災者の方々をお招きいたしました。

     当日は午前中は通常業務を行い、午後から大会開始の予定だったのですが、あいにくの天気でグランドゴルフの開始時間には大雨になってしまいました。さて、このグランドゴルフですが、1組4~5名になって9ホールを回ります。コースは実行委員が毎年試行錯誤しながら設定しておりますが今年は雨天の為、急遽工場内に臨時コースを設置してプレーすることとなりました。
      機械や設備の中にボールが入らないように気を遣いながらの慎重なプレーの結果(その慎重さが良かったのか)例年より良いスコアーが続出しました。

     その後はお楽しみのバーベキュー大会。今年は招待客がいらっしゃるということで幹事の面々が大いに腕を振るい、例年にはない、たこ焼きやカキ氷・秋刀魚の姿焼き・・等々の特別メニューも追加されテーブルの上はあっという間に華やかになりました。バーベキューの合間には色々なレクレーションが行われ、スイカ割りや風船膨らまし競争・かき氷早食い競争・スイカ早食い競争・150M競争など、社員もお客様も一緒になって参加し大いに盛り上がりました。

    数日後、ご招待した方から手紙が届き、『工場長はじめ、皆様方の関係は家族の様で、見ず知らずの私たちもすぐに打ち解けられました。気持ちが滅入ってしまいそうな中、全ての事を忘れて笑顔になり勇気を下さった事、とても感謝しております。』と温かい言葉を頂きました。

    私たちが毎日製造している製品は必ず復興に役立つ機械のはず、復興を願って頑張って生産しよう!と社員一同改めて誓った次第です。


    編集室より

     大震災から3ヶ月たち、節電節電で真っ暗だった東京の街も徐々に明るさを取り戻
    して来たような今日このごろです。そのちょうど3ヶ月後の先日6月11日ですが、この
    日仙台で行われていたプロ野球楽天VS中日の試合中、震災発生と同じ14:46に時を
    合わせたかのように楽天の山崎選手が見事特大ホームランを放ったのです。東北の各
    地では黙とうの最中で見逃した方も多かったということですが、タイミングが良すぎ
    て何とも不思議ですねー
    ※ちなみにその後、山崎選手は指を骨折しました。


    【 一編集者 五 】