メールマガジン
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2010年09月発行
三笠産業メールマガジン Vol.21 前編 地球の裏側訪問記 他
暑い暑い夏もようやく息切れした様子で、
やっと朝晩は秋らしい涼しさが戻ってきましたね。
秋と言えば食欲の秋、読書の秋と言われますが・・・
日本経済新聞がこの春から紙面・電子版の共同企画
「未来面」と言うのをスタートさせたのをご存じですか?
10年後の2020年を目標に日本がどのような分野で「世界一を」
目指すべきか、有識者や一般読者から広くアイデアを求め、
明るい未来を考えようという企画です。
現在まで下記の様なテーマが取り上げられましたが、
一般読者からの提言には時々ハッとするものがあります。
(電子版で閲覧可能)
「世界一、新聞に明るい話題が載る国、日本へ」
「世界一、おコメのおいしい国、日本へ」
「世界一、世界人が多い国、日本へ」
「世界一、言語の壁が低い国、日本へ」
「世界一、水水(みずみず)しい国、日本へ」
「世界一、来たくなる国、日本へ」
「世界一、元気な企業が多い国、日本へ」
「世界一、頭脳が集まる国、日本へ」
「世界一、人が育つ国、日本へ」
「世界一、夢を持てる国、日本へ」
「世界一、人が集まる国、日本へ 」
この企画の一環として去る9月9日大手町の日経ホール
に於いて「世界一、人が育つ国、日本へ」をテーマに
シンポジウムが開かれたので早速参加してきました。
講師は味の素(株)の山口会長、
日本電信電話(NTT)(株)の三浦社長
(株)三菱ケミカルホールディングスの小林社長、
そして塾業界の風雲児と言われる(株)ナガセの永瀬社長。
中でも印象に残ったのが永瀬社長の話です。
永瀬社長は東京大学在学中に個人で開塾し、その後
「東進ハイスクール」「東進衛生予備校」「四谷大塚」などを
展開し今や塾業界の最大手(株)ナガセを築いた方です。
興味深かったのは、日本の教育システムは完全に横並び教育。
将来の日本を背負うリーダー(エリート)を育てるという気概や
仕組みが全くない。これではいくら日本の成長戦略を語っても
実現は不可能と言う指摘。
米国のアップルやマイクロソフト、グーグルなどを引き合いに出し
一人の天才が国の将来を変える事もあると力説しました。
特に今の小学校の先生は中学生になるまでのことしか視野にない。
中学校の先生は高校に入るまで、そして高校の先生は大学合格を
最終目的に指導しており、教育の本来の目的である生徒が社会に
出たときに大活躍できる力を身につけさせると言う視点が全く欠け
ているという話には思わず頷いてしまいました。
資源のない日本にとっては人が最大の財産。
産業界も積極的に教育問題に関わり、国を挙げての教育システム
改革が今の日本に最も必要なことなのかもしれません。
「世界一、人材が豊富な国、日本」
将来海外からこう言われる国になるという国家ビジョンが
本当の日本の成長戦略なのかもしれませんね。
今月も三笠をよろしくお願い致します。
代表取締役社長 京谷 弘也製品紹介
軽量小型で大好評の三笠エポックライト!
暑い夏もほぼ終わり、陽もだんだんと短くなってきました。
9月号は、これから必要とされるライトを紹介させていただきます。
<MLT-700RDU可変ネックタイプ>
可変ネックの採用により投光部の角度を下方45°まで調整することができます。ライトカバーは、周辺全体をくまなく照らしますが、オプションの反射カバーは内側の半分にアルミコーティング処理を施しているので、内部の反射光によってより明るい光となります。可変ネックと併用することで光の方向が明確になり、住宅等に対して光害を抑制することもできます。
45°まで角度調整可能 反射型カバー 積み重ね可能 <MLT-700RD台車型> <MLT-700RS三脚型> 投光部はコンパクトな円筒形で、工事車両等で引っ掛けたりする心配が少なくなっています。台車型には伸縮自在の三段式ポールが装備されており、3mの高さまで設置可能です。台車型は投光部を簡単に取り外しができますので、ライトバンにも簡単に積み込みが可能です。
エアーダンパー 運搬
NETIS登録ステッカー
NETISに登録されました、防音型ランマーMT-55L-SGK、低騒音型プレートMVC-F60Sに登録番号を記入した、オリジナルステッカーを貼付しました。
MT-55L-SGK防音型ランマー MVC-F60S低騒音型プレート 三笠通信
地球の裏側訪問記
8月下旬、ブラジル・コロンビアを訪問した。自身初の南米上陸である。日本はまだ太陽が絶好調にはしゃいでいる灼熱地獄の最中であったが、あちらは間逆なので冬。日本からはハーフコート・セーターといった冬服を旅行カバンに詰め込み、準備万端で臨んだ。ところが、初めに着いたブラジルのリオ・デジャネイロの空港では半袖シャツの人ばかり。「何だ、冬服なんて必要なかったな」と後悔しつつ、預けた旅行カバンのピックアップに向かったが、ターンテーブルからその冬服の詰まったカバンの姿が一向に現れない。そして、「ガチャン」というテーブルの扉が閉まる音と同時に係員が腕でバツ印を作りながら「フィニッシュ」・・・。過去、何度も経験しているロストバッゲージだが、いきなり出鼻を挫かれる。どうやら我がカバンは経由地のアメリカ・アトランタで勝手に一泊していたようで、冬服どころか替えのTシャツもパンツも無い。空港に迎えに来てくれた現地代理店の人は、ノートパソコンだけが入った小さな手荷物一つで空港に現れた私に「すいぶん身軽だね」と一言。成田空港まではムチャクチャ重たかったのに・・・。気を取り直し、ホテルに向かう。着いた日は日曜日という事もあって、宿泊先に近いコパカバーナというビーチでは大勢の人が海水浴や日光浴を楽しんでいる。いっきに気分も高まり、「そうだ、ホテルのプールで泳ぐ為に持ってきた海パンに着替えて海に行こう」と思いきや、それはまだアメリカ滞在中の旅行カバンの中・・・。再度、気を取り直し、「ならばあの有名なコルコバードの丘に立つキリスト像を観に行こう」とタクシーに乗り込んだ。山岳列車に乗って山の頂上に降り立つ。今度は山の上だけあって強風で少し肌寒い。「もう一枚羽織るものがあれば・・・」とまた憂鬱になる。結局、旅行カバンは次の日の夜に届いたものの、その翌日にはリオを離れなければならなかったので内心ヒヤヒヤ。そして、サンパウロを経てコロンビアまで移動。首都であるボゴタの標高は2660mもあり富士山で言えば6合目くらいにあたる高地である。さすがにコロンビアは寒いだろうという期待(?) を胸にハーフコートを旅行カバンから取り出し、ボゴタ空港に降り立つ。しかし、ブラジルよりは少ないものの、ここにも半袖の人がいる。コートを抱えている私を見る周囲の目が気になる。空港の外に出ると、出迎えの代理店の人が「すごい格好だね」と一言・・・。訪問先の気候を調べるのは基本中の基本だが、昨年までしばらくヨーロッパを担当していた事もあって、冬=寒いという固定観念があった。そのせいで確認を疎かにしてしまった点を反省。大変勉強になりました。南米の冬は暖かい(勿論、場所にもよるが)!!!
因みに、現地でプレゼントして頂いたアルゼンチン産とチリ産ワイン2本を持ち帰るのに、邪魔者扱いされていた冬服が最後の最後に活躍の場を得た。もし厚みのある冬服で包んでなかったら旅行カバンの中は割れたワインで真っ赤になっていただろう。やはり冬服を持ちこんだのは正解!!!
最後に少し真面目な話を・・・。BRICsと呼ばれる新興国のひとつでもあるブラジルの未来は明るい。元々のラテン気質の人達というのはあるが、それ以上に誰もが自信満々である。「これからブラジル経済は益々発展し、どんどん大きくなるよ」と。対して、我々日本人は「内需は頭打ちだからね・・・」。彼等の自信は自国への信頼から生まれている。我々が自信を失いつつあるのは自国への信頼・愛着が薄れているからなのか。地球の裏側にはこんなに自信に満ち溢れた人達が住んでいる。戦後、”奇跡”とまで言われた日本の経済成長をここでもう一度!!! ジャパンパワーをみせつけたいと格好の良い事を思いながら、無事に持ち帰ってきた南米産ワインを口にしました・・・。
(海外営業部/小澤)リオデジャネイロ市南東部のコパカバーナ コルコバードの丘のキリスト像
産業とくらしのグランドフェアー2010 中部
9月3日(金)、4日(土)ポートメッセなごやにて「産業とくらしのグランドフェア2010中部」が開催されました。今開催のテーマとしてエコテーマゾーンをエコファクトリー、エコビルディング、エコハウス、エコ建築建設の4つに分けて提案されました。
東海3県を中心に北陸からも多数お客様が来場されました。各メーカーは新製品、環境商品、NETIS登録商品等の提案に努めていました。
三笠のブースでは、8月にNETISに登録されましたMT-55L-SGK防音ランマーとMVC-F60S低騒音型プレートが作業環境への騒音対策として注目を浴びました。また、低騒音型建設機械として指定されたハンドローラー、コンクリートカッターが環境に対応する製品としてお客様に注目されました。まだまだ残暑が厳しいということでエポックミストも大好評でした。
このイベントを大成功に導くためにご尽力され、製品PRの場をご提供頂いたユアサ商事株式会社様に厚くお礼申し上げると共に、社員皆さま方の御発展並びに御健勝をお祈り申し上げます。
(西日本営業部中部課/柳田)