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  • 2009年02月発行

    三笠産業メールマガジン  Vol.2 神田明神の節分祭豆まき式参加他

    立春も過ぎ、暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
    昨今の景気の悪さも寒さに拍車をかけているような気がしますが・・・皆様如
    何お過ごしですか?

    私は先週米国に出張して参りましたが、いやはや米国の不景気は深刻で特に雇
    用情勢の悪化は凄まじいものがあります。当然飛行機で移動している旅客数も
    激減している訳で、空港でいつも悩まされるセキュリティーチェックの行列も
    今は殆ど待ち時間無し。すんなり通過出来るのはありがたい事ですが、景気の
    影響によるものと考えると少し複雑な心境です。

    また、最近はちょっと寂しいニュースが多いですね。
    ホンダのF1撤退から始まり、富士重工(スバル)の世界ラリー選手権(WRC)撤
    退。三菱自動車のダカールラリー撤退。そして2輪の世界ではカワサキのMot
    oGP撤退・・・等々。
    確かに最近の経済状況の悪化は想像を絶するものがあり、直近の業績悪化を考
    えるとやむを得ぬ決断とも言えますが・・・モータースポーツファンとしては
    何とも寂しい限りです。

    最近は車が売れない、若者の車離れなどと言われておりますが、そろそろハイ
    ブリッド車を使用した新しいレースでも企画して万人に夢と希望、そして感動
    を与えてもらいたいものです。

    三笠も今は国内外共に製品が売れなくて困っています。
    これも神が与えた次なる成長のための試練と前向きに捉えて頑張っていますが
    、皆様何卒よろしくご協力をお願い致します。

    景気は気から、下記のサラリーマン川柳でも眺めてお笑い下さい(^^)/
      
    http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/best100.html

    代表取締役社長 京谷 弘也

    三笠通信

    神田明神の節分祭豆まき式に参加しました

    鬼は~~~~~外
    福は~~~~~内
    ということで、2月3日は節分。豆まきの日でした。
    三笠産業の氏神様である神田明神でも賑やかに「節分祭豆まき式」が行なわれ、 私が社長の名代として参加してまいりました。今年も日本航空のフライトアテンダントをはじめ、電撃ネットワークやエスパー伊東などの芸能人他、多くの年男年女が参加し、控え室では裃の着付けを待つ人たちでごった返していました。
    定刻の午後2時、いよいよ儀式の始まりです。 邪を払う鉄杖を先頭にして、江戸消防記念会の鳶頭の方々の木遣りの声も高らかに 総勢200名の行列が境内を参進します。赤鬼・青鬼はじめ、だいこく様、えびす様、 雅楽を奏でる楽人、古式装束の宮司以下、神職・氏子総代・特別崇敬者。他多数が行列を組んで進み、本殿にて神事の後、千代田区長、中央区長、警察署長、消防署長らによるくす玉割りが行なわれました。警察署のくす玉からは『交通安全祈願』の垂れ幕、税務署のくす玉からは『確定申告はお早めに』という垂れ幕があらわれました。
    その後、弓を天と地に向けて弾き、邪気を払う儀式がありました。古代の武人の装束を着用した神職により、鬼門・裏鬼門の方角に向けて矢を放つしぐさをします。ちなみに神田明神は江戸城の鬼門の守護神として有名です。
    そしていよいよ「豆まき」の開始。千代田区長、中央区長など特別崇敬者の”桜組”を先頭に町会毎に”花組” ”千歳組”・・・等にわかれ、順番に鳳凰殿の2階から福豆やお菓子をまきます。三笠産業のある猿楽町はお隣の神保町と一緒に”梅組”です。 鳳凰殿の前では縁起物の福豆など撒かれたものを受け止めようと無数の手が伸び、 なかには紙袋や帽子を広げて受け止めようとする人もいます。大勢の人に手を振られ てスターにでもなった気分で「鬼は外、福は内」の掛け声とともに特製の一升枡に用意された福豆や縁起物を撒き終わればお役目終了。明神会館で直会を行なって神田明神の「節分祭豆まき式」はお開きとなりました。(総務部/原田記)


    ※神田明神ホームページ

    神田神社正門
    神田明神正門

    豆まきの様子
    豆まきの様子

    豆をまく側からの様子
    豆を巻く側からの様子
    特製の枡
    特製の枡


    ≪初午祭執行≫~商売繁盛へ願いを込めて~

    「火事に稲荷に犬のクソ」?!
    のっけから下品ですみません。これって江戸の名物を言っているのだそうです。注目して欲しいのは、もちろん「稲荷」です。昔はお稲荷様の社はそこに暮らす人々にとって身近な存在だったらしく、家業の守り神として多くの人々に祀られていたようです。かの、大岡越前守忠相(名奉行で有名ですね)も、熱心な稲荷信仰者であったらしく、赤坂の豊川稲荷に行くと御廟があります。
    詳しくは、http://www.246.ne.jp/~ziggy/Ohoka.htmをご覧下さい。
    上に紹介されてるように、豆まき(節分)は鬼を追い出し(邪気を払い)今年の健康を祈りますが、「初午祭」は商売繁盛の御利益があるとされる稲荷神社の祭礼です。お稲荷さんの使いが何故狐なのか?どうして伏見稲荷でなく豊川稲荷なのか? といった由来や理由は置いといて、今回は、弊社がどのようにしてお稲荷さんに出会ったのか。そこを紹介したいと思います。 時は戦前の昭和13年。弊社が東京板橋志村に工場を設けるときのお話です。三笠産業の創業者、故京谷弘道が机、椅子といった什器の買い付けに、近くの古道具屋に足を運んだところ、店頭に古色蒼然とした稲荷の社を見つけました。こんな場所に放置されていると神様も浮かばれない、と思った当時の京谷社長は、これも御縁だと感じて買い求めたわけです。さっそく会社に持ち帰り、それから毎年祭礼を執り行う ことになります。稲荷は商売繁盛の神様であることから、会社の隆昌発展、社員、家族その他関係者の無病息災を祈る習わしとなったのです。
    当時の道具屋の風景やそこに辿り着くまでのお社の履歴をあれこれと想像してみるのも楽しいことですが、当時の京谷弘道が放置された社に機縁を感じて引き取ることになり、全社で祀ることになったというエピソードは、社運だけでなく全員の無病息災 を願う先達の暖かい志を強く感じるものであり、我々は感謝の念と誇りをもって紹介したいのです。
    それから幾星霜も経て、三笠産業は数々の試練を経ながら発展を続けてきたのは、 皆さまがたのご厚誼のたまものながら、お稲荷さんのご加護もあったのではないかと思います。

    というわけで、今年も2月の初午の日(2月6日)の午後4時に、各工場、各事業所で いっせいに執り行われました。神官による祝詞奏上に始まり、京谷会長以下役員、 御来賓の方々の玉串奏奠を経て、全員でご祈願申し上げました。この後は、場所を移しての宴席となります。お赤飯料理や稲荷ずしの御馳走を賜り、また、稲荷籤の福引きを全員で楽しみながら、楽しい宵は更けていくのでした。

    現在、我々は様々な厳しい状況に置かれています。しかしながら、社長が申し上げましたように、我々は次なる成長のための試練と前向きに捉えて邁進する覚悟が 出来ています。なにしろ稲荷大明神のご加護もあることですから。我々の自助努力に加えて、お客様のご協力も力強い励みになります。どうかよろしくお願いします。(海外営業部/藤岡記)

    初午祭式典の様子
    初午祭式典の様子(三笠産業本社屋上)
    初午祭宴席の様子
    初午祭宴席の様子


    アメリカ出張探訪記

    2月3日~6日の4日間、ラスベガスにて開催されたWOC展(World of Concrete)に京谷社長とともに出張した。昨年末より始まった米国発の世界的金融危機後ということもあり、なんとも重たい気分で成田を出発した。案の定、成田からロサンゼルス までの乗客はほぼ満席状態であったが、ロサンゼルスからラスベガスまでのフライトは乗客もまばらで正に米国の景気が反映されていた。メールマガジンの記事くらいせめて明るい記事をと考えていたがどうも出だしからそんな雰囲気ではない。
    ラスベガス空港に着いてタクシー待ちで長蛇の列をなす客を見てちょっと一安心。ラスベガスだけは別世界で米国でもお金を持っている人がこれだけいるのだと自らに勇気付けた次第である。
    例によって長蛇の列も見事な客捌きであっという間にタクシーをゲットし、エッフェル塔 の建つホテルへ向かった。

    道中、街中の交通量、人波にも大きな変化は無く、新しいホテル建設も見られ、景気の悪化を感じさせない。昨年聞いた話では今新しいホテルを建設しても3年で回収出来るという話を思い出しながら「今でもそうなのだろうか」とまたまた余計な心配をしてしまう。
    いざ、初日のWOC展見学の為にモノレールの駅に足を運んだ。予想していたこととはいえ、乗客の少なさには驚きである。例年で云えば展示会初日のモノレールは東京の通勤電車並みに混むのが相場である。そして展示会場駅についてみれば屋外会場の展示スペースにもあちこち空きスペースが目立ち、人出も少ない。聞いてみれば今回はかなりの数の出展が直前に見合わせられたようである。

    因みに、我々の競合メーカーであるボマーグ、ダイナパック、MBW等の出展が無かった。この状況だと我が米国代理店マルティクイップ社ブースもさぞかし意気消沈しているかと思いきや然にあらず。例年より確かに人出は少ないものの同社のセールスマンは相変わらず明るい表情で接客していた。昨年の入場者数が85,000人だったのに対し今年は60,000人の入場を見込んでいるとのこと。当方の思考では当然、 大幅な販売減を想定してしまうが彼等の考え方は「こんな不景気な時期に訪問してくれるお客さんは買いに来てくれたお客」という反応である。また、直近の販売状況だけを捉えて少々悲観的になりがちな当方の反応に対して「今悪いのは仕方が無い、悪くなった分間違いなく良くなる」と必ず前向きな言葉が返ってくる。厳しい環境下、ちょっとだけ勇気付けられたWOC展であった。(海外営業部/加瀬記)

    ※弊社の米国代理店マルティクイップ社ホームページ(英文)

    WOC会場遠景
    WOC会場遠景

    MQ社のブース
    MQ社のブース

    屋外デモ会場
    屋外デモ会場
    ラスベガス夜景
    ラスベガス夜景


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    編集者のひとりごと

    「三笠メールマガジン」をご愛読頂きまして誠にありがとうございました。
    2月を迎え、春の訪れを心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
    先日の休みに友人宅へ遊びに行った際にコーヒーを入れてもらいました。普段
    あまりコーヒーを飲まない私は、ドリップタイプやスティック状のインスタン
    トで入れるものと思っていたら何とその友人はコーヒー豆を用意しており、私
    のためにしっかりと豆を挽いて御馳走してくれました。ちなみに銘柄は「ブル
    ーマウンテン」です!
    友人の話によると最近は、喫茶店やコーヒーショップで飲むより自らコーヒー
    豆を購入して自宅で香りを楽しむ人が増えているそうです。景気後退の波を受
    けての節約志向というわけですが、自宅で自分好みの味を追求する楽しみ派も
    増えております。とりわけ家庭の主婦の間では香りと味わいに対するこだわり
    派も多く、高級豆も売れているとか・・・
    一方、チェーン店でコーヒーを味わう客足は減少しつつあるようで、安らぎの
    ブレイクタイムもコーヒーチェーン店ではなく「自宅カフェ」といったところでしょうか。

    【 編集者 SK 】